あらすじ
親子ゲンカで家出中だったぬりかべの父・作蔵が、拐されかけていた女児を救った。親探しに奔走するるいに、九十九字屋主人の冬吾は猿江町の辰巳神社に行ってみろという。ただし神主には近づくなともいうのだが……。やがて、るいは冬吾の生い立ちに秘められた切ない因縁に気づいてゆく。世のふしぎの裏にある人やあやかしの想いを温かく描く人気シリーズ第四弾!
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ドキドキ……
自分が死んだ後に、妻が寂しく無いように、行灯になった男。心に、ポッと灯りが灯る様な話だった。
九十九字屋と、その主人の過去と、何やら不気味な幽霊、これからの展開が、ドキドキする。