あらすじ
描かれる健太の過去、物語は2年前の話へ。
京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす少女キヨを主人公に、華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。
健太は2年前のことを思い出します。ケガから野球を引退し、料理人という新たな道を志すまでの葛藤や苦悩。その中で健太を支えてきた言葉や出来事の数々、そして想い。上京に至るまでの道のり、さらに描かれる鴨川でのキヨとすみれとの再会。3人の人生が京都で交差する29巻です。
京都と言えば舞妓さんですが、舞妓さんは、仕込みとして修行期間を乗り越えなければならないし、なりたい少女たちは全国から集まってくるけれどオンでもオフでも京言葉で話さなければならないし、しかも、なってからも芸を磨き続けなければならないという厳しい職業。このお話は、青森から舞妓さんになるために京都へやってきた2人の女の子、仕込みからあるきっかけでまかないさんになったキヨと舞妓になるためにひたすらがんばるすみれの奮闘記でもあり、ふんわりしたグルメ(?)マンガでもあるという稀有な作品です。でもこれが本当に美味しそうで可愛くて、読んでいてたびたびほっぺたがゆるみます。舞妓さんや花街に関する小ネタも満載で、お作法が大変そうだけど、一度くらい舞妓さんを呼んでみたくなるかも。
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匿名
洋食屋さんのカレーって美味しいですよね。
長年これ作ってるんだろうなってわかる歴史のある味。
おばあちゃんの蒸してくれたとうもろこしも食べたいな。