あらすじ
紡がれる、もう一つの物語
京都のど真ん中、花街にある屋形でまかないさんとして暮らす少女キヨを主人公に、華やかな花街の舞台裏、普通の日のごはんを通して、温かな人間模様が描かれるお台所物語。
屋形「市」では今日も、キヨやすみれ、舞妓さんたちが元気に暮らしています。
そんなみんなを支えるおかあさん、そして頼れる先輩・百子さん。
今では大人として皆を見守る2人が、まだ「あずさ」と「夕子」だった頃――
舞妓さんに憧れて、一緒に走り出した同期の姿がそこにはありました。
この場所で、かつて確かに紡がれた、もう一つの物語が幕を開ける23巻です。
京都と言えば舞妓さんですが、舞妓さんは、仕込みとして修行期間を乗り越えなければならないし、なりたい少女たちは全国から集まってくるけれどオンでもオフでも京言葉で話さなければならないし、しかも、なってからも芸を磨き続けなければならないという厳しい職業。このお話は、青森から舞妓さんになるために京都へやってきた2人の女の子、仕込みからあるきっかけでまかないさんになったキヨと舞妓になるためにひたすらがんばるすみれの奮闘記でもあり、ふんわりしたグルメ(?)マンガでもあるという稀有な作品です。でもこれが本当に美味しそうで可愛くて、読んでいてたびたびほっぺたがゆるみます。舞妓さんや花街に関する小ネタも満載で、お作法が大変そうだけど、一度くらい舞妓さんを呼んでみたくなるかも。
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匿名
気になるなぁ
いつものキヨちゃんとすーちゃんのお話ではなく、おかあさんと百子さん姉さんの過去のお話。
おかあさんの前のおかあさんが出てこないことと関係あるのかな?
面白かった……けど
過去編で新たな一面が見えた、おかあさんと百子さん姉さんの回で面白かった。
……けど、4巻で風引いたときとか、思いっきり京生まれ京育ちムーブをしてたおかあさんが、神奈川生まれとなってるのが驚き…………。
神奈川なら、関東系だからおうどんの出汁は黒っぽいよ。風邪のときはおうどんよりおかゆだよ。神奈川のお雑煮はすまし汁だから、白味噌仕立ては普通のお雑煮じゃないよ……。
せめて関西圏の生まれにすれば良かったのに。なぜそうしたんだろう作者さん……。
おかあさん可愛い
市のおかあさんと百子さんの過去編の話が中心です。
おかあさんめちゃ可愛い〜。
百子さんも昔からマイペースさは変わらないんだなぁ。
回を重ねるごとにバディ感が増す二人だけど、おかあさんになった今を考えると避けられない別離もあるのか…。