あらすじ
レイチェルは、病弱な大親友アリシアのそばにいるために、そして何より片思いをしている彼女の弟、ノアと別れたくないために、ノアにかりそめの結婚を持ちかける。ノアが姉、アリシアに密かに想いを寄せていることを知りながら。友情と嘘と罪悪感に満ちた3人の生活。契約結婚で手に入れたのは、目のくらむような幸せと消えることのない胸の痛み……。しかし次第にノアの一見、愛情に満ちた言葉と態度にレイチェルの心は激しく揺れて……「君は俺の妻だ。かりそめだろうが何だろうが、俺の一番大事な人だ」罪悪感と共に嘘を吐き、すれ違う。抗えない恋情を募らせる二人の恋は――!?
「君が倒れたと聞いて、息が止まるかと思った。同情でも友情でもいい。少しでも俺を思ってくれるなら、そばにいることを許して欲しい」
感情タグBEST3
何度読んでも
この作品はネットで知り、すぐに書籍を購入するほど好きな作品です。
電子書籍もあると知って悩みつつも手元でいつでも読めるという誘惑に勝てずこちらも購入しましたが、やはり何度読んでも素敵な作品で後悔しませんでした!
両片想いの二人の切なくじれったい描写も、ヒーローの片想いの相手である相手も、本来ならヒロインにとっては微妙な立ち位置にいるキャラをこんなに好きになれたのは初めてで彼女にも大好きな二人の側で幸せになって欲しかったと思わずにはいられません。
他にもライバルのような立場の女の子やヒーローの兄などサブキャラたちも非常に魅力的です。
ネットだけで読んだことがある方にも、読んだことがない方にも是非とも更に詳しく繊細に描かれたこの素敵で優しい物語を読んでいただきたいです。
何よりネットの物よりとても甘さが増えていてとても満足です!
一冊でとても満足できるお話でした。
匿名
広告漫画を見て、展開が気になり買いました! 片思いの喜びと後ろめたさと焦燥感が同時に運ばれてくる、上質な小説だった。言葉選びが本当に綺麗。レイチェルと同じ状況になることはまずないけど、それでも、恋したことがある人が一度は感じたことのある喜びや苦しさが、文字に沢山詰まってる。読者の私まで少女にしてくれる小説。セリフの言い回しもとても良いです。
ノアとレイチェルの間にある関係性や感情の変化はもちろんだけど、レイチェルとアリシアとの友情が大好き。あとノアの兄がとても好き。
両片思いとは言ったもので…
良いお話でした。
ノアが姉のアリシアが好きだという事実も、あまり嫌悪感を感じないように表現されていて、すんなり受け止められました。
彼女風に言うと、それを利用してノアのそばにいようとするレイチェルが何かと2人に気を遣い
行動する様子がとても切なかったです。
とっくにノアはレイチェルの事が好きになってたのに。
レイチェルもアリシアのことを恨んだりせず、大切にして本当の友達になっていくところがとても素敵だし、彼女は良い子だなぁと。
最終、ノアがレイチェルが倒れるあたりで、なんでそんなに彼女の異変に気付かなかったのか、とイラッとしましたが、まぁ、仕方ないか。
これ、TLに入るんですね。
Hな展開は無いので、女性向けラノベでいいと思うのですが。
よかった。ほぼレイチェルの一人称で話は進みますが、それがよかった。レイチェル自身が自分の心のなかの負の感情を一滴も許さず戒めるので、否応なしに感情移入してしまいます。本当は欠点が見つからないほどいい子なので、普通は感情移入しにくいはずなんですけどね。よかった、報われて。後半何度も泣けてきますが、読み終わって、一緒に幸福感を味わえます。
とにかく良い!
泣いた。皆んなが皆んな優しくて胸が痛くて、もどかしくて。でも本当に良い作品です。もう読まなきゃ損だと言いきれる作品です。
トライアングル
好きな人には想い人がいて、それを受け入れて契約結婚を申し入れるヒロイン。いつしかヒロインを愛していくヒーロー。トライアングルの頂点にいた薄幸の姉が、二人のことを一番理解していたと思いました。それぞれの気持ちの機微が絶妙に書かれていたと思います。
あまりに切なくて泣いた
本来叶わない恋をするヒーローに恋するヒロインが、ヒーローと取引して結婚するというのはまぁたまにあるかな、と思うのですが、この作品は本当に優しい気持ちに満ちたお話でした。
レイチェルは本当に高潔なひとなのだと思います、たまに黒々した気持ちを持つのが人間だけど、親友となった恋敵のために必死でよいことを考え続け、
ノアが幸せになることばかりを考えてる。
自分の気持ちも大事なのに、それより優先するべきは愛する人たちで、もう胸が痛くて仕方なかったです。
アリシアも立派な最期だったし、喪失のシーンはもう大泣きしました。
レイチェルが栄養失調で倒れるくだりはもう涙なしに読めず、その後のノアの決意と後日談を読んでよかったよぅ、とまた泣きました。
とてもとてもよいお話でした。
何度でも読みたいです(もう3回読んだけど)。
切ない三角関係
実の姉アリシアを恋い慕う弟ノア、ノアに恋しながらアリシアの親友として2人を見守ろうと決意するレイチェル、そして大好きなレイチェルに幸せになって欲しいと思いながら亡くなるアリシア。
みんなの想いが切なくて切なくて。
誰かを愛おしいと思うことに痛みを伴う辛さを感じた作品。
匿名
胸がギューッとなって、自然と涙がこぼれました。
レイチェルのアリシアもノアも大事で、大好きで、だからどうしょうもない感情に自分を制御しようとする姿や、二人の友情、待ち受ける運命、どこをとっても面白く、切なかったです。
トラブルはありますが悪役らしい悪役はおらず、そこもモヤモヤせず読み進めることができた理由かと思います。
素敵な作品でした、読むことができ良かったです。
読み終えて思うのは、よかったねという気持ち。
コミカライズの続きが気になり原作購入という流れはよくあるパターンwまぁ文章の方が頭の中でキャラクターが動いてくれるから今回も買って満足。
きっとこういう流れなんだろうとは分かっても、胸を締め付けられる展開にじわりと涙が浮かぶ。
だからこその書き下ろしの甘々はそれを乗り越えてのご褒美でした。
幸せだね
良かった♪
コミカライズの続きが待てず、こちらを購入!読んでいて、主人公の気持ちが痛い程伝わってきて、苦しくて苦しくて・・お互いの結婚の理由が、余りにも残酷で、それでも愛される妻を演じきった主人公、アリシアへの気持ち、ノアへの気持ちが本心に蓋をしたのよね・・アリシアが亡くなり二人は別れてしまうの?って、また苦しくなった・・けど・・ノアはやってくれた!二人は途中から両片思いだったのね♪気持ちは一気に浮上して、こちらまで幸せ気分♪その後のイチャイチャをニヤニヤ読んでしまった♪後に出てきたアリシアからの手紙が全てを物語っていて泣けた〜!!アリシアは二人にとって、苦しいけれど大好きで、無くてはならない存在。ステキな人でした♪両片思いの作品って、読んでいてイライラするものだけど、この作品は全くそうならなかった!三人の結び付きがあってこそだから♪是非読んでほしい作品、おすすめです!!
匿名
何回でも読める
自分を制御して相手のことばかり考えられる芯の強さが惚れ惚れする。男前!
病気の姉サイドからの物語も読みたいし、次男?からかい上手な兄サイドからの話しも読みたい。良すぎて小説も買いました!
匿名
胸がうずくような気持ちで、二人の苦しい思いを読み進みました
経験豊富なオースティンは密かな二人のキューピットだったかもしれません
普段は意地が悪くても、弟夫婦を心配する優しい兄ですね
すごくいい
狂言回しというか物語のポイントポイントにいる脇役のバランスが素晴らしく、主人公たちの取り巻く重さとも過不足なく配置されていて、すごくいいです。(ヘイトのバランス感覚がすごい。)
もちろん主人公たちも魅力的。
自分のギリギリのライン上で自分を保ちつつ互いを思い遣って、時々崩れてもお互いや周囲の人たちの助けで幸せを掴み取る様はすごく良かったです。
何度も癇癪をぶつけるようなキャラは苦手なのですが、レイチェルに関しては心情の編み方が絶妙で、作者様に力量の素晴らしさに脱帽です。
後日談は甘々なのですが、最後はだらだら続かずあっさり終わるので良い塩梅で。
ピュアなお話でした。
心洗われるお話。
アリシアとヒロインの心が、想いが、純粋で、心揺らす。
ヒロインとヒーローが、アリシアに罪悪感を抱きながらも、お互いを求めた。
こんなに心揺さぶられ、癒されるお話に巡り会えて、嬉しいです。
匿名
大好きな作品です
以前に読んだ事があって、もう一度読みたいと思い取り敢えず試し読み増量を読みました。はっきり内容を思い出す事が出来て嬉しいでる。レイチェルの献身涙が出ます。
匿名
何度も泣いた
漫画が出ていたので久しぶりに小説を読みました。もう、大号泣。ページをめくる度に涙がボロボロ。切なすぎる…みんなレイチェルが大好きで。レイチェルも2人を愛していて。何度読んでもいいお話しだなと思いました。
切なくて美しい。
コミックが発売されたのを発見して、ああ漫画化したんだと久しぶりに読み返しました。
誰も悪人はいません。主要人物は3人その3人がお互いを思いあって、気遣って、そのせいで罪悪感を抱いてすれ違います。その心情を静かに丁寧に文章にしてストーリーを紡いでいます。
読後感がよく久しぶりに読み返しても良い作品です。
大好きな作品
好きすぎて何回も読み返しています。なろうでこの小説を見つけてどハマりして、書籍化したことを知って本を購入し、いつでもどこでも読み返したいと思い、こちらでも購入しました。
すごく良かった‼️
前半は悲しい辛い感情もたくさんあって思わずじわっとくる所がたくさんあったけど、それでもすごく世界が綺麗でした。
後半両思いになってからは凄くラブラブで、とってもホッコリしました✨
とっても素敵なお話でした❗️
出会えたことに感謝!
この作者さんの他作品も読んでますが、この作品が一番です。
もう何度も読んでいますが、読むたびに泣けてきます。
内容は是非、読んで確かめて下さい(笑)
作者さん買いです
よくある幼馴染の両想いではなく、その姉も絡んでの片想い→両想いになる話でした。
ヒーローの気持ちの変化がいつからレイチェルを好きになっていたか、ヒーロー目線のお話が出てくるまで分かりにくさもあったけど、最後はスッキリしました。
切なくて泣きました…!
すれ違ってて、お互い大事なんだけど負の感情も抱いてしまう自分がいやだったり。
アリシアが、命のリミットが近づいていくのをわかっていながら、最後まで優しく暖かくでも強くて、それがまた泣けました。
三人ともとても優しく思いやりのあるいい子。
読み返すたびに泣いてしまう作品です。
Posted by ブクログ
大変好みの両片思い。
両片思いはやっぱりよい…きれいで一途すぎない、嫉妬もいい。身を引く両片思いはなおいい。
アリシアとの関係がとても良かったなぁ。あとお兄ちゃんもいい。
ごちそうさまでした。
モヤっと
お話の中でくらい夢を見ていたい人には非常にモヤっとする作品です。進展させるなり、見切りをつけるなりするタイミングが幾つかあったはずなのにズルズルと現状を続けてしまうので、いい場面は幾つもあるのにモヤっとしたまま終わってしまった感があります。
普通でした
高評価なので、中古本購入。
トータルで、普通でした。
確かに、切ない出来事の連続でした。
それ故に、あそこまで引っ張ったのに、ラスト、拍子抜け。
え、これで終わり⁉️って感じです。
正に、ブツっといきなり終わった感。
次ページからノア目線の話が始まり、終わったのね、と実感。
後日談もありますが、その前に、アレで終わらせていいのか?
初め、ノア目当てにアリシアに近づいた事は、言わなくていいの⁈
もやもやしてます。
Posted by ブクログ
レイチェルは、病弱な大親友アリシアのそばにいるために、そして何より片思いをしている彼女の弟、ノアと別れたくないために、ノアにかりそめの結婚を持ちかける。ノアが姉、アリシアに密かに想いを寄せていることを知りながら。友情と嘘と罪悪感に満ちた3人の生活。契約結婚で手に入れたのは、目のくらむような幸せと消えることのない胸の痛み・・・。しかし次第にノアの一見、愛情に満ちた言葉と態度にレイチェルの心は激しく揺れて・・・。
前半が切ない感じで進みほとんど甘いシーンがない分、後半はベタ甘です。アリシアの存在が二人にとって大きすぎて、互いに本音で話せないのが悲しい。オースティンが最終的にはとても活躍していて影のキューピッドですよね。レイチェルから見たノアがかなり美化というか良く描かれるんですけど、いくらアリシアが大事で次にレイチェルに心惹かれたとしても結構な我儘野郎では?!と個人的には思ってしまい、そこまで好きになれる要素を感じられなかった。ノア視点の後半はこう思ってたんだと裏側が分かって面白かったです。