【感想・ネタバレ】ちょー新世界よりのレビュー

あらすじ

東大陸、璃磨国。山奥で暮らす少女・宝珠(ほうじゅ)は、獣のような三角の耳のせいで、母親に忌み嫌われてきた。ある日、ついに家を飛び出した宝珠。しかしひとりでは心細い。南燕の街で宝珠は、外国人の男に近づく。男は、宝珠になにかとよくしてくれる。そして、宝珠の耳を見た男は、こう言うのだった。「僕のために、木蓮の国(トードリア)に行ってくれないか」。新しい冒険の幕が切って落とされた!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻から7年経って、舞台は東大陸。
ジオとダイヤは琥珀に閉じ込められているのだから、当然主人公格は変わると思ったけれど、まさか今まで話にしか出てこなかった東大陸からスタートだなんて。

でも東大陸と言えば、ジオが助けた元奴隷が東大陸に行くと言ってたしなあと思ったら、やっぱり主人公・宝珠のピンチを救ったのはその元奴隷・リターフだった。(名前はきれいに忘れていた)

人間の耳の代わりに猫耳がついているせいで人前に出ることができず、家族からも忌み嫌われていた宝珠は、初めて自分の容姿に偏見を持たずに接してくれる人に出会ったわけだけど、リターフの願いで単身西大陸に向かうことになる。
ん?東大陸と西大陸ってほとんど交流がないようなこと言ってたけど、定期船はあるわけね?

宝珠という名前もそうだし、コーリャンの畑だったり、天津飯があったり、突然現実の東アジアが作品に登場してちょっと違和感。
ファンタジーなんだからさ、そして今までは特定の国を模した国や風俗なんて出てこなかったのだから、ここもちゃんと独自の風俗を構築して欲しかった。

そして7年経って好青年になったオニキスのみ、登場。
三つ子はばらばらに生活しているのかな?

あくまで想像だけど、宝珠のお母さんは有名な占い師ということなので、宝珠の運命を多少はわかっていると思うのだけど。
だとしたら、あまり人と接しないように山奥で暮らし、家族からさえも距離を置くというのには何か理由があるんじゃないかなあ。
意味もなく虐待する親だったりしたら、いやだなあ。

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2022年04月04日

シリーズ作品レビュー

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