【感想・ネタバレ】双亡亭壊すべし 8のレビュー

あらすじ

屋敷の主・坂巻泥努の壮絶な半生とは…!?

昭和七年、五月十五日。
双亡亭に部下と踏み込んだ黄ノ下残花は、泥努と邂逅し彼の描いた「絵」に引き込まれた。
幼馴染みである泥努と残花の壮絶な過去、そして絶望とは!?
一方、屋敷に巣喰う侵略者達が緑朗に接触。
少女の姿で、泥努との“因縁”を語り始め・・・
知れば知るほど深まる屋敷の恐怖に、立ち向かう術はあるのか・・・!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 双亡亭の悪意がいよいよ主人公たちを蝕み始めた8巻である。
 この巻では凧葉が坂巻泥努と、緑朗が侵略者の実体の一つであるしのと邂逅し、この双亡亭という存在の秘密を説明されている。
 その中で、同じ画家として会話を求める泥努はともかく、明確な悪意を持って対するしのの関係は緑郎を襲い、予断を許さない結末に導いている。

 残花と帰黒の関係や双亡亭の汚染された土地柄のこと、あるいは双亡亭の主・坂巻泥努と侵略者たちの関係が詳らかにされている巻である。
 その意味で見れば、物語的な展開より立ち話がやや多くなってしまっている巻でもある。
 その辺を加味してここでは星四つ相当と評価している。
 まだまだ泥努は過去を明らかにしているとは言えないが(決定的な部分は匂わせるにとどめている)、双亡亭の秘密もだいぶ明らかになってきている。終盤に向けて、少しずつ物語は進展している印象である。

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2019年05月08日

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