あらすじ
まどろみながら彼は,はてみ丸のことを考えていた.あの小さな舟で旅した日々を――.作家の没後に公表された〈ゲド戦記〉最後のエピソード「火明かり」.ほか,未邦訳短編「オドレンの娘」,『夜の言葉』よりエッセイ3編,講演「「ゲド戦記」を“生きなおす”」などを収めた,日本語版オリジナル編集による別冊.解説=中島京子
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Posted by ブクログ
久々にル・グゥインを読んだ。やっぱり大好き。
・オドレンの娘 墓に毎日そなえものをして復讐を約束する娘、日本のホラーっぽい。中盤、息子は母を責め、娘は母の愛人を責めるところがル・グゥイン節と感じた。
・火明かり すごく久しぶりにゲドに会った感じがした。彼がのびのびと旅立って行ったので、見送れて良かったと思った。
・講演など 「夜の言葉」などに収録されていて既読だったが、何回読んでも面白い。全てに納得するわけでもなく全てに同意するわけでもないが、面白い視点だと思う。文化基盤を異にする日本では特に(洋風)ファンタジーの影の部分は見えづらいので、この視点は覚えておきたいと思う。
※確かに欧米のファンタジーにはどちらかと言うと日本のホラーに近い風味がある気がする