【感想・ネタバレ】付添い屋・六平太 朱雀の巻 恋娘のレビュー

あらすじ

日本一の人情時代劇、第二部完結!

第一話 福の紙
六平太は上州から江戸見物にやってきた男三人組の名所案内をすることになった。そのうちの一人、和助が突然別行動をしたいと言い出す。江戸の紙漉かし屋に奉公していたころ、世話になった人に会いに行くと言うのだが…。
第二話 吾作提灯
御家人安藤庄助の次男、竹之助は十歳。深川堀川町にある私塾「錬成塾」に通っている。塾往復の護衛として雇われた六平太は、竹之助がまっすぐ家に帰らない日があることを知る。
第三話 恋娘
このところ、日本橋にある薬種問屋「九観堂」の娘、美緒から六平太に付添いの声がよくかかる。美緒が六平太の前で飲めない酒を飲んだり、付添いの際、出合茶屋の前をわざと通ったりするのに手を焼いていたのだが…。
第四話 おおつごもり
六平太の妹・佐和が浅草「ち組」の纏持ち、音吉と祝言を挙げることになった。同時に、七年続いた六平太と髪結い・おりきの仲に波風が立ち始める。
そして、六平太がかつて仕えていた信州十河藩加藤家は、存亡の危機を迎えていた。藩に粛正の嵐が吹き荒れ、六平太にも、負の刃が襲いかかる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 金子成人「恋娘」、付添い屋六平太シリーズ№6、第2部完結編、2015.11発行。福の紙、吾作提灯、恋娘、大つもごり の4話。読み応えがあり、じっくり味わい楽しみました。六平太の義妹佐和は音吉と。八重への思いをはっきり態度に表した菊次。そして、おりきは六平太に「このままがいい」と。六平太が父親と知った穏蔵は、子供心に納得して育ての両親のところへ。

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2021年12月25日

ネタバレ 購入済み

いつも通り、これが一番って、そうなのかも知れないな。六平太と、おりき。佐和と、音吉。菊次と、八重。ささやかな幸せが、いつまでも、続きますように

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2025年04月11日

購入済み

いろんな情がある話でした。
佐和がやっと幸せになるかと思うと嬉しいです。

六平太とおりき姐さんも丸く治って
ほしいと思うのですがどうなるのかなぁ

#感動する

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2022年02月09日

Posted by ブクログ

今回は六平太の義理の妹の再婚話。子連れの鳶の音吉とのやり取りに、周りも気が揉める。
芸者の京の手伝いもあってどうにか話がまとまる。

旧藩の揉め事に、無頼の頃の息子の最近の様子など、次々に悩まされる今回の六平太。

人間らしさが前面に出ている読み応えのある回。

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2020年07月08日

Posted by ブクログ

十河藩との因縁は士農工商の序列を凌駕する商人の金の力によって強引に解消したようです。
相変わらずふらふらしている六平太のような生き方が若い商家の娘達には型にはまらない魅力と映るのかな、
そんな中途半端な彼と自由度を残した付き合い方を選択したおりきさんに一票です。

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2024年02月17日

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