あらすじ
不意を衝く殺人刀に付添い屋、危機一髪!
第一話 負の刻印
六平太は、行きつけの飯屋・吾作で、包丁鍛冶の政三と知り合った。吾作の主・菊次によれば、政三は三年前から雑司ヶ谷の鍛冶屋で働いているというが、詳しい身元は分からない。その政三に、殺意を向ける青年が現れた。六平太は音羽の顔役・甚五郎に呼び出され……。
第二話 夜盗斬り
ある夜、箱崎町で逃走中の盗賊一味と出くわし、一人を斬り伏せた六平太。襲われた鰹節問屋を調べた同心・新九郎によれば、数年前から関八州取締出役が行方を追っている、行田の蓮兵衛の手口と似ているらしい。数日後、謎の刺客に襲われた六平太は?
第三話 裏の顔
六平太は、根津に住む高名な絵師・仙谷透水に付添いを頼まれた。破門した男・相馬林太郎につけ狙われていたのだ。どうやら破門には、女弟子の川路露風が関わっていると見え――。そして透水には絵師のほかに、なんと、もうひとつの意外な顔があった!?
第四話 逢引き娘
日本橋に建つ箔屋の娘・お糸の付添いを請けた六平太は、千住へ足を向けた。お糸を幼馴染の幸七に会わせるためだった。翌朝早く、逃げ出そうとするふたりを止めた六平太が事情を聞くと、幸七が江戸払いになり、夫婦になれなくなったとお糸が訴え……。
感情タグBEST3
う~ん、人間には、表の顔と裏の顔が有る。そうかも知れない。六平太の隣家の弥左衛門の裏の顔って、なんだろう。火付け強盗だったりして………あな怖し。
匿名
知らぬふりが出来ない六平太。
またまた命を狙われる羽目になっちゃいました。
隣のご隠居は間違いなく盗賊でしょうね
どんな風に暴かれていくのかが
楽しみです。
Posted by ブクログ
全く上手な作家だ!
今回も4つのエピソードを中心にしつらえ、放蕩を重ねた頃にできた息子(名乗りはあげていない)の成長ぶりを、隠蔵の友人を絡めた仇討ち騒ぎにし、はたまた隣に越してきた隠居とも仲良く酒盛りする間柄になったものの、小さな疑問がだんだんと膨らみ。。。。
絵師の師匠と弟子の話やら、、、盛りだくさん!あっという間の時間だった。
Posted by ブクログ
相変わらずその日暮らしの六平太。
新シリーズになって何らかの変化があるかもと期待したけれど、それは周りの人ばかり。
そういえば、博江さんはどうなった?