あらすじ
修学旅行も終了した12月、2学期最後の特別試験・協力型総合筆記テストが発表される。
内容は1人ずつ交代で試験問題を解き、最終的にクラス全員で全100問のテストを解くというもの。堀北Bクラスは坂柳Aクラスとの対戦となる。
試験準備が始まる中、南雲が次期生徒会長を決めると宣言する。2年生の生徒会メンバーは堀北と一之瀬。立候補を問われるも一之瀬の意思は生徒会自体を辞めるというものだった。
新たな生徒会メンバーの確保という問題の他、鬼龍院を狙った万引き偽装事件も発生し、生徒会周辺も慌ただしくなっていく。
『無理してないから。……私も、綾小路くんに会いたい……』
学園黙示録は新たな混沌へ――。
本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
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Posted by ブクログ
特別試験 協力型総合筆記テスト編。
初っ端カラー絵から、一ノ瀬一ノ瀬一ノ瀬。8巻最後から続く怒涛の一ノ瀬押しがすごい。そんで本文内でもなかなか派手に動くし、いろんな人から覚醒判定されるし、今後がとても気になります。
にしても彼女の生徒会入りは意外なとこでしたね。七瀬はまあ、入ってなかったのも意外なくらいだけど。
綾小路は別のクラスの重要会議にも普通に参加しててどうなってんだ、、ほんと友達増えたな。
と思ってたら平気な顔?で恋愛実験とか言ってる綾小路さん、怖すぎる。
一ノ瀬と部屋でのシーンは、誰が見てもアウトだし、一線踏み越えたら止めるつもりって、どんな浮気者ですか。。。にしても一ノ瀬覚醒は若干危うい感じも出てて、これからどうなることやらですね。
そして相変わらず試験が一瞬で終わる。今回はもはや、ページをめくったら終わってた。
試験の後になんか謎解き的な展開もあるし、ページ数が足りませんね。
一ノ瀬と坂柳と綾小路。ほんとに主人公なのか疑わしい綾小路さんで、その後の坂柳と綾小路の会話もなかなか面白かった。
クラスリーダー対決が白熱してきましたが、誰が退場してもおかしくないし、誰でもショックを受けそうで困ります。あとがきでも3学期はより過酷にとか書いてるし。
これから誰がどうなるのか予想もつかず、、次も期待して読みます!
さいこう
一ノ瀬の闇落ちもしかしたらあるかもと思ってたがこんな形とは予想外。これから誰が退学されるのかも予想がつかない。綾小路のこれからの行動はある程度読めるが龍園、他の生徒の行動が読めない。ワクワク毎度させられて興奮が止まない
Posted by ブクログ
網倉の好きなタイプを聞いた時の一之瀬の反応が面白かった。目線を逸らさず問い詰めてきて、推察もキレッキレ 笑
南雲の独白にあったように、綾小路への執着がやたらと感じられるな。一之瀬が生徒会を辞めたことで勝負は流れたものの、いずれは勝負することになるのだろうか。
匿名
相変わらず堀北は強運ですね。学年一、いや学校一といってもいいような人気者の一之瀬と生徒会長の座を争ったら勝ち目ないと思っていたので自分から引いてくれるとは、棚からぼたもちの連続ですね。
Posted by ブクログ
いつもながらテンポの良い展開で今回も楽しませてもらいました。
今回の主役は一之瀬さん。前巻のラストの終わり方から心が折れたかと思ったけど、もしかしたら一番の難敵になる予感。
某Mリーガーも言ってますが「ねだるな、勝ち取れ」まさに覚醒一之瀬に相応しい言葉だと思いました笑
善人であると周囲が認識している際、多少なりともバイアスがかかるため悪いことをしても「まさかあの善人がこんな事するわけがない」と疑われ難い。
今後の一之瀬さんの恋の行方が楽しみです(震え声
Posted by ブクログ
帆波ちゃんが、どんどん好みのタイプに化けていく展開が素晴らしくて、目が離せない...!!
唯一と言ってもいいほど、楽しみにしているラノベです。
4冠は伊達じゃないわ。
一ノ瀬浮上
綾小路にとって用済みとなりつつある軽井沢との関係を終わらせる感がひしひしと伝わってますね。
次は一ノ瀬で彼女との関係はまだ不明だけど似たような感じでまたその次へと行くんだろうと予想します。個人的には効率だけを重視し続けた綾小路=白部屋が最後は純粋に敗北してくれと願うばかりです。