【感想・ネタバレ】ふしぎの国のバード 3巻のレビュー

あらすじ

水の都、新潟。そこで伊藤が受け取ったのは、元雇い主・マリーズからの手紙だった…。あらゆる知識に通じ、流暢な英語を操る彼の、秘められた過去。そしてバードと旅する目的とは!? 大人気・日本発見紀行、第3巻!

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イギリス女性探検家イザベラの大紀行! ~明治日本見聞録~
 「明治に」「イギリス人女性が」「蝦夷を目指す」……創作かと思ったらなんと実話を元にした作品!旅は発見や出会いが醍醐味とは言え100年以上前の日本を外国人女性が探検となればカルチャーショックも山盛りです。
様々な作品で舞台になることの多い明治時代ですが、本作の面白いのは都会から離れた奥地の日本が描かれている所。今の日本人でも初めて知る当時の社会風俗が描かれていて、読みながらその時代に思いを馳せてしまいます。
単に「感動した」「綺麗」と賛辞を並べるだけでなく、当時の不衛生な所や文化の違いなども変に美化せず描写されているのが良いですね。旅路は好奇心旺盛な女性探検家イザベラと不愛想な通訳の伊藤が歩みますが、衝突したり分かり合ったり支え合ったりで実に良いコンビです(イザベラの反応もいちいち面白い)
イザベラ著の原作「日本紀行」も是非オススメ、本作と読み比べると楽しさが更に倍増です!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日本での旅行もだいぶん慣れてきて、英国からの手紙が受け取れる新潟へ。マリーズが登場、今後の展開に波乱か?

0
2017年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

甚兵衛さんがとても良い人だ。
チップくらい受け取っても良いのに。
昔の日本人はこんな感じのひとが多かったからこそ
色んな異国人が礼儀正しいと褒めて記録に残したのだろうな。

食事はどうしても相性があるし、
合っても飽きてしまうことは仕方ない。
簡単な宿のご飯ではなく、伊藤が用意してくれるのは本当に有り難いなと思う。

渡される時に大事に使えと言われていた筆なのに、
そもそも借りるべきでもなかったし
筆なんかバード女子が扱えるのか疑問。
明らかに大事なのが分かってい他のではと思うが
大事なの?と訊いたりすぐ謝ったりもせず
新潟に着いて先ず筆を買うかと思えば郵便局へ行って
自分だけ手紙を出すなんてあまりに傲慢。
伊藤も出したいと言っていたではないか。

滅んだ文明の記録を読んでそれに感謝し
その人の国を偉大だと思うのは、
その国が文明を滅ぼすのに加担していない時だけだと思うが。

伊藤が給料優先で先約の仕事を無断で蹴ったのは
史実のはずだが、好きな時に月7ドルは実際こんな契約だったのだろうか。
金額が低過ぎるし、事前予約もなければいない間の給料補償もせずに
拘束だけするのはあんまりだ。
日本人だと思って馬鹿にしているのだろうか。

自分は知り合いの家に泊まるから別の宿を取れ
と言われるとは思っていなかった。
キリスト教が嫌いと言ったら理由も聞かず
「じゃあ好きにならないとね」は可笑しい。

部屋の中でみんな土足なのに何故伊藤だけ裸足なのだろう。
経費を立て替えてもらっておいてがめついというのも可笑しい。
筆を弁償しないならせめて自分のペンを貸すこともしないのだろうか。
手紙を出したいと言っていたのになと思う。

0
2025年02月14日

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