【感想・ネタバレ】ふしぎの国のバード 2巻のレビュー

あらすじ

横浜から蝦夷へ──日本古来の生活を記録するために、北へ北へと旅するイザベラ・バード。日光を抜けた先に待ち構えていたのは、日本人すら正しい地図を持たない悪路・会津道。険しい道の途中で、彼女が出会ったのは、今まで誰も記録した事のなかった、食文化、生活習慣、土着信仰だった。実在の英国人冒険家、イザベラ・バードと往く日本旅行譚。大好評、第2弾!!

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イギリス女性探検家イザベラの大紀行! ~明治日本見聞録~
 「明治に」「イギリス人女性が」「蝦夷を目指す」……創作かと思ったらなんと実話を元にした作品!旅は発見や出会いが醍醐味とは言え100年以上前の日本を外国人女性が探検となればカルチャーショックも山盛りです。
様々な作品で舞台になることの多い明治時代ですが、本作の面白いのは都会から離れた奥地の日本が描かれている所。今の日本人でも初めて知る当時の社会風俗が描かれていて、読みながらその時代に思いを馳せてしまいます。
単に「感動した」「綺麗」と賛辞を並べるだけでなく、当時の不衛生な所や文化の違いなども変に美化せず描写されているのが良いですね。旅路は好奇心旺盛な女性探検家イザベラと不愛想な通訳の伊藤が歩みますが、衝突したり分かり合ったり支え合ったりで実に良いコンビです(イザベラの反応もいちいち面白い)
イザベラ著の原作「日本紀行」も是非オススメ、本作と読み比べると楽しさが更に倍増です!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読み終えた。明治初期の日本が秘境だった時代。有名な日光の描写。これから、さらに未踏の道へ。早く3巻が出て欲しい。

0
2016年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お春ちゃんが一生懸命で可愛い。

お風呂のエピソードは、どうしたって習慣が違えば
恥ずかしいと思うのは当たり前だと思う。
しかしこの頃の日本は裸に誇りがあったし、
褌一丁で美しい刺青や、その為にムダ毛を切るような
美学が興味深い。

伊藤が甘いものと煙草が好きで、
勉強熱心で道中いろんなことを質問してきたというのは
史実通りに持ってきているようだ。

害虫が多い宿は嫌過ぎる。生理的にもそうだが、
病気などにならないかも不安。
村人たちに囲まれた時はどうしようかと思った。
教えられる知識と作れる薬があって良かったし
それで皆が納得してくれてほっとした。
大事なお守りなのに、バードさんにかけてくれる多助の気持ちが優しい。

0
2025年02月12日

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