【感想・ネタバレ】応天の門 19巻【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

都に初雪が降った朝、内裏に向かう人々がにぎわう大路に無人の牛車が残されていて……!? 伴善男から調査を頼まれた業平は真相を追うことに。一方、道真は牛車の行方に違和感を持つが――思惑絡み合う、第19巻。【電子版特典】巻末には電子書籍限定カラーイラストを収録!

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きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中庸は闇落ちしてしまったのだろうか。

酒を飲ませないようにするのなら
普通に考えれば酒を下げれば良いだけなのだが、
そうは問屋が卸さないのが面倒なところ。
業平に一芝居打ってもらうことになるとは。

宣来子は賢いのは良いが、そんな物言いをして
面倒なことになるのでは。
道真に似ていると言われているが、
道真の方がまだその辺りは考えているだろう。

帝がお優しく、お可愛らしい。

天人を信じてしまう左大臣も純粋だが、
気落ちしているのをなんとかしようと
天人が本当にいたように装う家の人たちもとても優しい。

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2024年11月21日

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