きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。
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前巻から出て来たけど何をしでかすかと思ったら、まさかの基経暗殺に毒酒祭りとはおそろしい。
このピンチを島田先生とどう乗り越えるのか気になります。
相変わらずドロドロしていますが山路の話だけほっこりできてよかった。
忠臣と道真は、師弟であり将来の義理の親子でもあるのに今まであまり絡みがありませんでしたが、今回2人で協力して事件を解決することになりそうで楽しみ。