【感想・ネタバレ】応天の門 18巻のレビュー

あらすじ

藤原良房が表舞台から遠ざかり、姿を現した太皇太后・藤原順子。「藤原を煮詰めたような女」と言われた彼女の思惑は……!? そして政治から距離を取ろうとする道真の元に、順子主催の宴の招待がかかり――思惑入り乱れる、第18巻。

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きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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続きが気になる

前巻から出て来たけど何をしでかすかと思ったら、まさかの基経暗殺に毒酒祭りとはおそろしい。
このピンチを島田先生とどう乗り越えるのか気になります。
相変わらずドロドロしていますが山路の話だけほっこりできてよかった。

#ドロドロ #ダーク

0
2023年12月08日

ネタバレ 購入済み

師弟の活躍が見れる?

忠臣と道真は、師弟であり将来の義理の親子でもあるのに今まであまり絡みがありませんでしたが、今回2人で協力して事件を解決することになりそうで楽しみ。

#深い #タメになる

0
2023年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

純情を利用される中庸、
肝の据わりかたがダンチな基経、
まだまだ危なっかしい道真、
若くして「神罰」を受けた高子、
ついでに今回はうまく隠された常行、
翻弄される子供世代の行く末や……

そして漸く!師弟タッグを拝めるのですね。

0
2024年02月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

唐風の言葉で自ら厄介事に顔を突っ込むことになるとは。
宴の席で他に知人も無いのに一人にされるのは
流石に気の毒である。

中庸も人が良過ぎて不安でしかない。
流石に謝罪の一度目より後は遠慮するか
父親に相談するべきだったろうに。
知らない者として早く部屋を出ていけと順子殿が怒鳴ったのは
せめてもの憐憫だろうか。

酒に毒が入れられたというのはその危険性だけでなく
もし死者が出た時に一番立場の弱い者が犯人に仕立て上げられる
という発想が正直自分の中になかった。

山路は思ったよりハードな身の上だった。
高子様と出会ってすぐに関係を築けた訳ではなかったのだな。
ふたりの距離感がとても素敵だ。

0
2024年11月21日

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