【感想・ネタバレ】応天の門 12巻のレビュー

きっと誰でも学校の歴史や国語の授業で一度や二度は聞いたことがあるはずの歴史上の人物、在原業平と菅原道真。
かたや「伊勢物語はこのヒトが主人公だ!」と思われるほどモテた上に六歌仙にも選ばれたほどの歌人、かたや神童だったけれど晩年は左遷されて崇りで天変地異を引き起こしたと言われる学問の神様ですが、この作品はなんと、二回り近く歳の離れたこの二人が平安時代の京でさまざまな怪事件を解決していくクライムサスペンスコミックなのです。
業平の行動力と道真の頭脳で問題に挑む姿は、サスペンスとしても十分楽しめるのですが、非常に美しい画がまた素晴らしく、史実とフィクションの絶妙な混ざり具合も先が気になる気持ちを盛り上げてくれます。歴史好きの方にもそうでない方にもオススメです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月23日

無実の罪で疑われているのに、訴え人を恨まない道真が偉い。
自力で解決したのに根回しが良いなどと言われるのもどうにも不愉快だ。自分たちが間違えたのに道真の話を聞かず、偉そうな坊っちゃんとはご挨拶である。
基経は吉祥丸との思い出が分かってからちょっと印象が変わってきた。

隠り世の話の中でそんなに京都に...続きを読む憧れるのかという道真に
道真が唐を夢見るのと同じと言う業平の言葉が中々厳しい。
お前はそうすればいい、お前の番になったらなというのも痛い。
祠とはなるほど、流石道真である。
是則の忠誠心も見上げたものだ。

タマちゃんが元気そうで嬉しいが、災難なことだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月11日

道真が基経に明らかロックオンされてて危ない危ない。
現実的な業平となるだけ理想を追いたい道真のコンビも毎度心地よい。
土師忠道、この人はいい人だ(確信)。

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