秘境の大穴「アビス」で消息を絶った有名探検家である母親に会うために主人公の「リコ」が記憶を失ったロボット「レグ」とアビスの底を目指して旅するというお話です。
アニメ化もした本作品、とてもかわいい絵柄なのですが、その雰囲気に呑まれて舐めて読んでしまうとダークなストーリーに良い意味で期待を裏切られてしまいます!!
二人のアビスでの旅路には、原生生物や他の探検家、過酷な環境など、命を脅かす危険がたくさん存在していて、それらの敵との命のやり取りがあり非常にショッキングです!
しかし一度読んでしまったら、予断を許さない展開の連続で、目を瞑りたくなうような展開が続いても、読むことをやめられません!
骨太のダークファンタジーが読みたい方に是非おすすめです!
感情タグBEST3
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メイドインアビス(10)
無事?に成れ果て村編が終わり、最後のヴエコとファプタとの会話が特に印象に残った。
レグらとファプタはあのあと行動を共にしたのだろうか
次巻期待。
成れ果て村完結
互いを思いやった?結果、悲劇を生み出してしまった成れ果て村。ついに決着がつく。
ナナチはあまりにも賢く損をしていないか心配になる。
可愛い仲間が増えるかと思いきやそうはいかず、何者にも縛られずにファプタもまた旅に出る。
Posted by ブクログ
まるまるファプタのお話。
と思いきや、イルミューイとヴエコ、全ての登場人物の愛という呪いのお話。
ファプタの身体も心も強いこと。気高き成れはての姫として、母もとい村の最後を担う事になるその心情は描いてある事はほんの一部なのではないかと思う。
印象的だったのは、人間のころ、ヴエコと仲良しだったパッコヤーンが成れはてようとしているヴエコを救ったシーン。
そして全てが終わった後、ファプタとヴエコが話す(通じ合う)シーン。
自分だけの記憶、思い出だからこそ誰にも渡したくないそんなイルミューイの想いも詰まっていて、単純だけどそこに愛を感じた。
みんないなくなってしまうんだけど、ワズキャンが言うように継いでいくものなら、リコたちがそれを継いで運んでくれるのだろうと思った。
ナナチが言ってたように、ワズキャンはどこまで見えていたんだろう。気になる。