あらすじ
先生、あのときは、すみませんでした──。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。『気をつけ、礼。』改題。
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Posted by ブクログ
教師と生徒を題材にした短編集。
教師とはいえ人間。完璧ではないし、失敗や後悔もある。
完璧ではなくても生徒の心に寄り添える教師であって欲しかったな、と感じる作品もあった。
一方で、厳しくても生徒にとってはかけがえのない教師の話はじんときた。
Posted by ブクログ
先生と生徒からなる6つの短編集。
昔は色々な個性豊かな先生がいたなぁ。
よくビンタさせられたりもした。今なら体罰で大問題になってしまうだろう。
でも、それが先生からのメッセージであったのだと今考えれば思う。
現代の先生像ってどんなんだろう。
作者からしたら、あのとき先生が教えてくれたことが、大人になって胸に染み入るってことなんだろうな。
Posted by ブクログ
子供の頃って先生が全てだと思ってきたし、基本的に先生が好きだったから先生っていう立場の人を嫌な風に思ったことはないけど、先生も人間だもんなぁって改めて思った。にんじん は結構衝撃的だったな。学校の先生をしてる友達の話を聞いてると、本当に責任感と強さと優しさを兼ね備えてないと、難しいだろうなぁと思うし、心の底から先生を尊敬する。