【感想・ネタバレ】放課後カルテ(5)のレビュー

あらすじ

学校医・牧野(まきの)に突きつけられる子供の“自傷行為”。体の傷は心の傷? 病気の裏の“心”に光を当てろ――!! 野外学校で心のバランスが崩れていることを見破られた羽菜(はな)。ついに登校できなくなった彼女の家を訪れた牧野は……!? 生徒、そして教師も不安定な自分と向き合っている。牧野の過去に遡る新章、「病院時代」編もスタート!

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自傷行為

一部ご紹介します。
・「大事なものだけ持って行った。大事じゃないものを置いていった」
・自傷とは、怒りや不安を別の痛みで軽減しようとすること。痛みや恐怖で自己感覚を取り戻そうとすること。
「そうしなければ自分を見失ってしまう」
・自傷は、言葉で言い表せない感情を、別の行動に変え、安静を取り戻す。
しかし、それは一時的な代償行為でしかない。そのため、繰り返しては、次第にエスカレートする。
・攻撃衝動は、単なる相手への怒りではなく、抑えきれなくなった自己感情の表れ。
・自傷行為の治療は、”止めさせる”ことではない。感情を表す別の手段を見つけること。本当のことを知ること。
・「お前を助けたい。何も知らないんだ。お前がどんな人間で、何を考えて、何があったのか、お前の言葉で聞かせてほしい。開けてくれ!」
・「手当てしに行こう。きれいに治すんだ。痕を残さないように。
お前が以前手首を切ってから、いままでどう感じていた?
傷痕を見るたびに、過去の記憶、自分への後悔に苦しめられなかったか?
傷痕が見せる記憶は、再び衝動を呼び起こし、自傷を繰り返させる。
もうお前ひとりで抱え込まなくていい。頼る相手がいるんだ、と信じてくれ」
・隠していた内面をさらけ出すのは決死の覚悟だ。
事情を話せるのは、自分自身が向き合おうとした証拠。
傷は隠していた”言葉”の全て

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2022年09月30日

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