【感想・ネタバレ】インベスターZ(12)のレビュー

あらすじ

日本ブランド力の真髄とは!?
読めば日本経済が見えてくる秘伝の書、それは「四季報」!
戝前は同級生の四季報マニア・松井から四季報約80年の歴史を学び、日本が誇る老舗企業の成功の秘訣を知る。
一方、戝前のライバル・藤田慎司は、麻生グループのトップであり麻生太郎元総理の甥でもある麻生巌氏から帝王学を学び、驚愕の国家再生プランをぶち上げる……。
日本経済を掘り尽くす第12巻!!

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これほど分かりやすい、投資の本は今まで見たことがありません。「投資なんて難しそうだし・・・」と思う方にこそ、是非ご一読いただきたい。
作者は『ドラゴン桜』の三田紀房さん。『ドラゴン桜』では、様々な受験テクニックや勉強法を紹介し、原作は実写ドラマ化もされ、大きな話題を呼びました。『ドラゴン桜』は「受験」がテーマでしたが、『インベスターZ』のテーマは「投資」。中学校を舞台とし、学内でも極秘の「投資部」という部活に、主人公の財前孝史が半ば無理やり入部させられるところから、話が始まります。
この物語では、投資について何もわからない主人公が、多くの魅力ある登場人物たちと関わりながら、投資の重要性や楽しさを知っていきます。投資について学ぶ過程で、ホリエモンこと堀江貴文さんや、iPS細胞の山中伸弥さんなど、実在の著名人も多く登場。現実のビジネスが絡みながらストーリーが進みますので、投資だけでなく、経済についても分かりやすく理解できます。
投資や経済について、少しでも理解を深めたいという方。『インベスターZ』を一つの参考書として、ご利用してみてはいかがでしょうか?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本巻で学んだこと

●四季報の凄さの概要
●富士通、トヨタ、リコーなどを始めとする有名企業の生い立ち
●日本で100年以上続く企業が多い理由
●老舗ブランドの信頼力とは
●日本のシェアが高い企業
●鉄砲伝来に垣間見る日本企業の関連性
●麻生グループについて
●日本を変えるにはまず地方を見る
●投資コラム(麻生グループ社長から分かる事業躍進への布石とこれから、会社四季報の見方)

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2022年11月29日

Posted by ブクログ

変化を受け入れること
変えてはならないことは守ること
なるほど。
大手が上場していない理由も初めて知りました。

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2021年12月02日

ネタバレ 購入済み

中だるみ

麻生グループと会社四季報。この2つがこの巻の柱だったが、ネタ枯れかな?日本の古参企業が主人公の投資対決とは無関係だし。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

四季報は日本人らしいもの

特化シェアがある日本
ブリヂストン
ヤマハ
agc
olympas
日本電産
安川
マクロ発条

血統がついてる人の言うことにつく

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2021年05月17日

Posted by ブクログ

会社四季報
富士通の歴史
足尾銅山—古河電工—富士電機—富士通—ファナックやニフティ

豊田自動織機—トヨタ自動車
理化学研究所—リコー
三井—東レ
三菱—キリン

虹技 マンホール
ビル 鹿島 清水建設 大成建設
鉄骨 新日鉄住金
硝子 日本板硝子
エレベーター 日立
コンビニ アサヒ キリン サッポロ 伊藤園 日清食品 東洋水産 森永製菓 わらべ 日洋

創刊時
古河電工 富士電機 三菱重工業 東洋レーヨン 麒麟麦酒 日立製作所 明治製菓 王子製紙 日清製粉 三越 高島屋 松竹
はじめはみんなベンチャー

なぜ日本には100年続く企業が多いのか
・「変えないこと」「変えること」
保守と革新のバランスが良い
・「商人道」
欲は出すなという戒め
利益より信頼優先
・「日本人は合理的」
江戸時代の暮らし、襖、障子、畳、着物など衣食住が統一規格
・「バカは切る」
世界最長寿企業「金剛組」はいたるところに養子が入っている
大阪船場の商家は代々娘に優秀な婿をとらせ跡を継がせる「女系相続」デキの悪い息子は、経営には一切関与させず、道楽三昧を許し、歌舞伎や文楽、書や絵画といった文化的パトロンをさせた
三井や住友のような商家は創業者一族が一切経営に関わらず、オーナーとして君臨するのみ

四季報は現在でも毎号70万部売れている、隠れたベストセラー

老舗企業は上場していないのが多い
理由は単純でお金がいらないから
圧倒的なブランド力がある
創業100年以上の老舗企業で上場しているのはたった1.7%

自社製品で世界シェアを伸ばしている会社
シマノ 自転車部品で世界最大のメーカー 変速機といえばシマノ 釣り具でも有名
オルファ 折る刃式カッターは世界基準
YKK ファスナーは世界シェア45%
シチズン 腕時計中価格帯では世界シェア5割強
マキタ 電動工具で世界シェア2割
ブリヂストン 世界シェア15%でタイヤのトップメーカー
ヤマハ 世界のピアノの3分の1
オリンパス 内視鏡世界シェアトップ
旭硝子 板ガラス
日本電産 精密小型モーターなど38の製品が世界シェア1位
安川電機 産業用ロボットで世界トップ
白鳳堂 化粧筆で世界シェア6割
ミクロ発條 ボールペン用精密バネで世界トップ
ダイキン
キヤノン
村田製作所
信越化学工業
クラレ
ファナック
堀場製作所

種子島時尭は鉄砲を2丁買った、1億円で
1丁は使うため、もう一丁は分解するため
西洋人以外で鉄砲を作ったのは日本人だけだった、もし、一丁だけだったら、日本の歴史は全く違うものになっていたはず
感動できる心
好奇心
挑戦心
諦めない心
ブランドとは心 企業の心そのもの

帝王学
人脈の相続がなによりも大変
同世代の人脈は自分で築いていかなくてはいけない
資産の相続も大変
莫大な相続税に振り回されている

幼い子供には少なく伝える。そして、常に危機感を抱かせる。資産を持つ家の普通の教育
麻生家の家訓は
程度大切
油断大敵

日本の大手は常に変化し続けた企業ばっかり
トヨタは自動織機から自動車
プラザー工業は家庭用ミシンからファックスなどの複合機や工作機械
富士フィルムはフィルムから医療や化粧品
ジャパネットたかたはカメラ店から通販事業

国を変えるのは金の力ではなく、人の力
日本を変えるにはまず地方、地方が元気になれば勝手に国は変わる

北海道は世界一の観光資源
地方にほ金がありあまっている
行き場のない金が眠っている
地方銀行は融資で稼ぐという金融機関としての原点を再評価するべき

長崎ハウステンボスは他国から観光客が来るという視点で自分たちの価値を再定義し、新たに設備投資を行なって、V字回復させた

地方の企業は消極的にならずに今こそグローバルな視点で情報を得て咀嚼し、積極的に事業展開していくべき

地方のキャッシュの多くは国債なんかに流れている
農林中央金庫は運用資金は64兆円にも及ぶが、農家に貸し出されているのはたった10兆円。余った金は「ノーチューマネー」という世界で不名誉な名前をつけられている

プロジェクトは大勢の人間が寄ってたかって議論して作り上げるものではない
一人の人間がみんなの前で描き掲げる、あとは人に任せる

競馬で馬に金をかけるのは、血統書がついているから。
家督を持っている人は、同じように血統をもっている。人々は話を聞いてくれる

人間誰しも、生まれた前提条件に人生を左右される
自分の所与の条件を冷静に認識し、可能ならば優劣の視点に拘ることなく受け入れ、感謝をし、ポジティブな感情でことにあたる。これは人生で何らかの目標を持つならば、極めて大事な心構えの一つだと思う。
地域経済への貢献を考え、利益率などの視点だけで狭く捉えないのも地域会社にとって大事なこと
麻生巌は会社の部下とは個人的な付き合いはほぼしない。会社全体はフラットな組織でアットホームな雰囲気

複眼経済観測所
会社四季報は継続性・網羅性・先見性を兼ね備えた世界にも類を見ない書物
事業内容を見る 松井建設がすき
株主欄を見るのもおすすめ 生い立ちが見えてくる
東京でホテル椿山荘を運営する藤田観光。筆頭株主は環境・リサイクル事業のDOWAホールディングス。藤田伝三郎が創立した藤田財閥が前身。伝三郎は奇兵隊に入り、山県有朋と親交。椿山荘は山県有朋の邸宅。藤田財閥二代目が椿山荘を譲り受けたことがきっかけ。藤田観光は藤田財閥の観光部門が独立した会社

相場の先を読むための訓練
「指標の書き取り」「新聞の切り抜き」
指標は手書きで流れが見える。切り抜きはオピニオンが異なる2紙で経済面と社会面を見る

今の注目の流れは「ジャポニズムの再来」
「到来」は1860年からの約50年間
浮世絵、家紋、文様

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2019年04月25日

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