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Posted by ブクログ
再読。
やっぱり痛い!痛い痛い痛い!!
蒼衣の接し方が新鮮でした。
最初はぶっきらぼうな男の子な感じの語尾だったんだなー。
もしかして
「白」野、「雪」乃、颯「姫」で
伏線だったー、とか。
ないか。
匿名
テーマは好き
童話を主軸に物語が展開されていく本作品。劇中では登場人物が「暗喩」という表現で説明しているように、起きた事件を分析し、その概要から連想される物語を推測し、対処にあたるという流れが作られている。寓話・伝承同様にさまざまな見解が生まれる童話の特徴性を利用していて味わい深い。
その一方で、利点を活かしきれていないように感じた。作中のかなり早い段階で灰かぶりについての説明がされると、そのままコンパクトにストーリーが進んでいった。本巻で事件の中心人物となるキーパーソンも起伏があまりなく、淡々と終局へと向かっていったので、もう少し意外性のある展開がほしいと思った。
構想はとても好意的。だが「嫉妬・憎悪・悲嘆」といった負の感情を重要視されるべきなのに、登場人物の心理描写が希薄だったのが残念だった。特に主人公?の少年に関してはセリフがさほどなく、地の文での補足も正直読み終えた後のイメージと合致せず……。キーパーソンへの終止符を彼が打ったのも、騎士になることを選んだのも、その責任と覚悟が明言されていないため、「なぜ?」の印象のほうが強く残ってしまった。
まだ初巻なので、これから世界観が大きく広がるのだと期待。