『進撃の巨人』、『彼岸島』、『寄生獣』…。ご多分に漏れず『東京喰種』も「人喰い」マンガなのだが、人肉無しには生きられない喰種(グール)を、現代社会のマイノリティに重ねて描いている点では、他の「人喰い」マンガとは一線を画すように感じる。
ある事件をきっかけに、人間と喰種の両性質を持つこととなった、主人公の金木をはじめとして、彼が働く“あんていく”と呼ばれる喫茶店の従業員たちも、人間と喰種の共存を願っており、マイノリティであることの葛藤と、やり場の無い気持ちを抱えて生きている。金木にとっての英良、董香にとっての依子、西尾にとっての貴未、リョーコにとっての雛実など、親友や恋人、家族など、かけがえのない存在の為に闘う彼等の強さ、美しさを目の前に、心を動かされること必至だ。
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7巻もよかった
カネキがとうとうヤモリを打ち破り脱出に成功!ヤモリは,鈴屋につかまってどうなってしまうのか。最後に出てきた隻眼の梟の正体って誰なんですかね。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
“カネキくんには もう会えないと思ったほうがいい” 芳村から衝撃の発言を受けてカネキ救出のために“11区”へ向かうことを決意した「あんていく」の面々。 一方、激化する「アオギリの樹」と〔CCG〕の抗争を余所に、ヤモリに拘束されたカネキ。そこに、この世のものとは思えない残酷な仕打ちが待ち構えていた──!
【感想】
Posted by ブクログ
この巻は本当に面白かった.
どちらも選ばないことでどちらも見捨てていたことを強制的に自覚させられ,人間であることを捨ててしまった.これまで「あんていく」で教わってきた多くを否定するかのような,哀しくも勇ましく前進したカネキは正直カッコいいと思う,選んだ道の是非はともかくとして.
あと,咀嚼粗食咀嚼粗食...はギャグだと思う.
Posted by ブクログ
アオギリアジトを攻めるCCG特別対策班。時を同じくして金木救出のためにあんていくのメンバーも潜入していた。
金木はヤモリから果てしない拷問を受けていた。
嘉納の手によって利世の赫子が何人かに移植されていることを教えられる。
ヤモリの拷問により金木は覚醒する。
Posted by ブクログ
この表紙に惹かれて読み始め、この巻まで読んではまりました。
覚醒シーンお気に入り。別人格になるのかと思ったら、次巻で謙虚なカネキくんが戻ってて安心した。少し変わったみたいだけど。
余談
カネキくんとはまったく状況が違うが、子供の頃小さなムカデが耳に入ってきたのを思い出した。
Posted by ブクログ
ヤモリの餌食になるところが辛くて堪らない。
それも騙されているというのがきつい。
1巻で設定が甘いという感想も出ていた
医者が本人や遺族の許可も得ず臓器移植をする
という点が、実は医者である嘉納は善意の人ではなかったようで
という謎が徐々に明らかになっていくところも恐ろしい。
金木くんのお母さんとの思い出もまた、拷問とは別の方向で辛かった。
大好物だったお母さんの作ってくれるハンバーグの味がもう思い出せないし、二度と食べることもできない。
ニコは酷い奴だが、ヤモリよりはまだマシというか
自分なりの美学があるのだなと思った。
ヤモリの楽しみのためだけに殺される親子が悲しすぎる。