あらすじ
クザクはジャンボに斬殺された。セトラは大黒鷲に無残にも食い千切られた。鉄血王国から逃亡を図るハルヒロたちに突きつけられた絶望。どうしようもなかった。受け容れるしかなかった。“彼女”だけは抗った。抗ってしまった。その身の内に眠っていた“不死の王”が目覚め、世界はその有り様を激変させる。
そして、黒き世界腫がグリムガルを蹂躙し、侵蝕してゆく。
混乱を極める状況の中、辺境軍が、冒険者たちが、あらゆる種族が、死んだはずの者たちまでもが、行動を開始する。生き延びるため。己の望みを叶えるため。漆黒に染め上げられようとする世界で、各々の冒険譚が紡がれていく――。
アニメ化もした十文字青の冒険物!「グリムガル」という地に過去の記憶がないまま飛ばされたハルヒロたちが、生きていくために義勇兵となって、大変な思いをしながらも魔物たちと戦っていくストーリー。
この作品、なんといってもその精巧な描写が特徴です。まるで本当に生きているかのような。まるで実際にそこにいるかのような。弱い敵だと思いがちなゴブリンでさえ、一体倒すことが大変。そのことを思い知らされるのも醍醐味です!
もちろん、ゴブリンを倒すことだけでは物語は終わりません。そんな環境におかれたハルヒロたち主人公は、いろいろな出来事に戸惑いながら前に進んでいきます。圧倒的な力の前に、危険な目に会うことも数知れず。出会いと別れを繰り返し、彼らは成長します。信頼し、お互いを大切に思うことで、乗り越えていく彼らにもう目は釘付け!ぜひ楽しんでください。
感情タグBEST3
希望か絶望か
全てを描かないからこそ色々と想像が掻き立てられる…そういう作品だと思います。
ゆっくりと時間をかけて読んでいるのでまた最初から読み直したいとは思っております。ハードなストーリーの中だからこそ得られるエネルギーがあると感じています。
次巻も楽しみです!
匿名
毎回展開が凄い
今回も楽しく読ませていただきました。
毎度の事ですが、急転直下の展開が物凄い勢いで来るので楽しみでもありますが、着いてくのもしんどいです。(良い意味で)
他では描かれているのが少ない魔物毎の情勢も事細かに描かれているので、個人的には面白かったです。
各自の恋愛模様も気になりますが、コアな部分の物語りの展開が、次巻で進んで最後の執着地点の展望が垣間見れる事を期待します。
やべぇ
今巻は変わった世界でハルヒロ、その他の人間、多種族がどういう状況かという確認がほとんどだった、この巻だけでいうと物語はあまり進まず物足りない方もいるかと思うが、次巻以降に起こることが分かってワクワクする。てか世界腫ってなんなんや...
・レリックと元の世界
・ソウマ達の行方(ワンダーホールにいる?)
・シホル
・VS クザク、セトラ
・ノーライフキングとメリィ
ここらへんがどうなるのかとても楽しみ