あらすじ
閉じこめられた(継続中)。 まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。 わはは。…… さて、それはさておき。 依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…… ついに伏見の姿まで消えた。いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しい今日この頃である。
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Posted by ブクログ
いつも思うんですが作者さんは想像を遥か上に行く発想でおもしろい。
何でみーくんもゆずゆずも食べなくていいんだろうと思ったら、人肉でした。なんて・・・!
これから話を進めていく中で「この主人公は人肉を食べた。」っていう評価にしないよう、食べることだけは避けたんでしょうか。
それにしてもゆずゆずもみーくんも、よく餓死しなかったな・・・。
最終的にわからなかった、耕造さんの無職の原因が気になりますね。
Posted by ブクログ
冒頭早々腕二本折られての飄々とした活躍っぷりは、生身の人間の描写としてはさすがに無理ではと思ったが、最後のまーちゃんとのシーンで納得がいく。主人公にとって、最愛のものを失うかどうか以外は自身の肉体であれ所詮どうでもいいことなんだろう。
みーくんの語りは冗長な上ナルシズムで余計、しかも9割嘘だが、みーくん自身不要なことは一切してない。自他含む心理操作含め最短ルートでまーちゃんへ向かってる。
Posted by ブクログ
欲望と倫理と回帰の話。大江家編後編。例によって新参者と退場者の人数に大差がない。極限状態におかれた人間たちがかつての仲間たちを貪るというのはホラーではよく目にする趣向だケド犬歯を剥き出しにして動物的な本能のままに襲い掛かるパターンが殆どなのに対し、彼女の場合は目の前にぶら下がった餌をじぃっと睨め付けているような不快さがあって余計に不気味だった。中学時代の俺がたいそう好きそうなので逆タイムカプセルでも開発された暁には手元に郵送してあげたい・・・あっ、嘘だけど
Posted by ブクログ
4巻からの続き。
回想部分から入ったりしております。
本当の『みーくん』との幼少期の回想も入っている。
気が付くと両腕が折れていて使い物にならない現みーくん。
どうやら地下室に・・・『あの』地下室に入れられている様子。
どうにかこうにか『お手伝いさん:菜種』と鉢合わせ、皆が集合している場所へ。
そして真相は語られる。
『うそつき みーくん』によって。
みーくんと同級生伏見の必死の逃走。湯女と茜の逃走。
犯人の菜種には決して出られない状況。
結果、みーくんはまーちゃんを再インストールし、みーくんはみーくんと呼ばれるに至る。
その時に、不意に涙目になる自分。
過去、その惨殺現場になった屋敷を買い取り、惨殺現場と同じ状況を作り上げ、同じストーリーをしたかった…
そんな ばかげた話 を作るためだけに 寄せ集めた家族。
いや、家族ごっこ。
再度巻き込まれているみーくんに非常に悲しみを覚える。
みーくんがみーくんとして再認識されてホッとした自分。
その後が気になる。
何しろ 進級してクラス別 になったから・・・