【感想・ネタバレ】モンテ・クリスト伯 5のレビュー

あらすじ

二百年の長い間、世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳。全7冊のうち第5冊。

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ネタバレ

『全てがモンテ・クリスト伯の計算通りに進み、彼の周りで不幸が連鎖しだす。彼の無言の復讐劇に恐怖のみならず、グロテスクさをも感じる』。今回多くの伏線が回収される。特にマクシミリヤンとヴァランティーヌの恋。彼らを見ていると在りし日のダンテスとメルセデスのような若い情熱を感じる。モンテ・クリスト伯とメルセデスが再開し過去の追憶にふけるが、モンテ・クリスト伯はメルセデスと別れざるを得なかったあの日を思い、再び悔悟をかみしめたに違いない。今、そのエネルギーが嵌めた奴らを一掃する。後戻りする必要は微塵もない。

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2020年08月11日

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ネタバレ

じわじわ復讐の計画が思惑通り進んでいますが、とっととヴァランティーヌさんとマクシミリヤンくんがくっついておじいちゃんと幸せに暮らしてほしい気持ちです

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2023年02月24日

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ネタバレ

いよいよ復讐が佳境に入る。
ダングラールはことごとく株で失敗し、体裁を取り繕う余裕もない。
ダングラール夫人とヴィルフォールの過去の子殺しについては、モンテ・クリスト伯がその事実を知っているのかいないのか判断がつかないまま宙ぶらりん。

ヴィルフォールの家では彼の義理の父母と、父の召使が立て続けに死亡。
かかりつけの医師はこれを連続殺人であり、犯人は娘のヴァランティーヌであると見なす。
検事総長の家族が連続殺人犯である、と。

フェルナンは過去の悪行が新聞に掲載されるが、今のところフェルナンがモルセール伯であることは知られていないので、アルベールが父の名誉を守ろうと動くことが却って事実を顕にしそうな予感。

モンテ・クリスト伯の仇はこの3人なわけだが、このままではヴィルフォールの娘まで無実の罪で破滅してしまう。
それは彼の望みであるのか?

そして、彼が大切に思っているマクシミリアンは、ヴァランティーヌと恋仲なのだ。
もしヴァランティーヌが冤罪のために死ぬことになったら、マクシミリアンも多分生きてはいない…かどうかはわからないが、不幸になることは明らかだ。

もんて。クリスト伯が身近に置いているエデという奴隷。
彼女の父の仇がフェルナンであるということが読者には明らかになったが、当事者同士はまだ知らないままというのも、今後もう一波乱がありそうで怖い。

全てがモンテ・クリスト伯の計画通りなのだろうけれど、子ども世代に罪はないと思うのだけど。
メルセデスに対しても、多少恨みがましいことは言ったけど、憎んでないでしょ?
やり過ぎると自分も不幸になる気がするなあ。

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2022年11月27日

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ネタバレ

バランティーヌとフランツ、エデとアルベール、ユージェニーとカドルッス。復讐は次世代を巻き込み進んでいくがまだまだ復讐の準備段階。これからモンテクリスト伯はどうするんだろうか? ジャニナ文書の調査結果も非常に気になる。次巻はいよいよ復讐が明るみに出ていくのだろうか?楽しみ。

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2022年09月11日

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ネタバレ

全7巻を読んだうえでの感想です。

ヴィルフォール家での連続怪死事件、エデの告白、ジャニナ通信によるフェルナンの告発などの不穏な展開をみせますが、まだ前振り段階というか、来るべきラストに向けての助走段階に入ったような印象です。嵐の前の静けさのといった感じで。

うーん、この巻に関してはこれといった感想は無いですね。

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2018年03月25日

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ネタバレ

【概要・粗筋】
ダングラール男爵は、アンドレ・カヴァルカンティの金に目がくらみ、娘・ユージェニーの婚約者であるアルベールを疎んじ始める。他方、ダングラール夫人との過去の秘密をモンテクリスト伯に知られてしまったヴィルフォールは、伯爵の身辺調査を開始する。その娘・ヴァランティーヌは母方の祖母のたっての願いにより、婚約者フランツがパリに戻ったらすぐに婚姻契約書に署名することになってしまう。それを知った恋人・マクシミリアンはヴァランティーヌを説得し、駆け落ちすることを約束させた。モンテクリスト伯の復讐計画が着実に動き始める。

【感想】
見所のひとつは、モルセール家での舞踏会におけるモンテクリスト伯とモルセール夫人メルセデスの邂逅のシーン(70話「舞踏会」と71話「パンと塩」)。確信は持てないまでも薄々伯爵がエドモンであることに気づいているメルセデスと、内面を隠し切ることのできない伯爵のやり取りがもどかしくも切ない。

読書の時間が取れなくて五巻を読むまでにだいぶ間が空いてしまった。それでも、一度読み始めるとすぐに読み終わってしまう。

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2011年06月19日

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