あらすじ
「本を与えたのは失敗だった」妹から聞いた父の言葉に御子柴は過去へと思いを馳せる。そして、そこにあったのは…!?少年・タケシ、伊崎に恋する理沙ちゃんに、編集者、各々の物語があふれる第8巻。
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「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」15位の作品。
私設の児童図書館を舞台に、メガネでキノコ頭という地味な風貌の青年司書・御子柴(みこしば)が、個々人に合った児童書との出会いを提供することで、人々に影響を与える心温まるストーリー。御子柴がぶっきらぼうに、児童書の中に隠されたメッセージを伝えるシーンは好みの分かれるところですが、児童書を大人の視点で読み解くことによる奥深さ、楽しさを提供してくれるという点は既存の作品にあまり例が無く、面白いと感じることができるハズ。
子供の頃に出会える児童書は数が限られていると思うので、この『図書館の主』が、昔読むことのできなかった児童書に出会ったり、子供に読み聞かせたい本を見つけたりする一助になってくれるかもしれません。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
「本を与えたのは失敗だった」妹から聞いた父の言葉に御子柴は過去へと思いを馳せる。そして、そこにあったのは…!?少年・タケシ、伊崎に恋する理沙ちゃんに、編集者、各々の物語があふれる第8巻。
【感想】
Posted by ブクログ
『にんじん』子どもの頃、コミック版が家にあって、繰り返し読んだことを覚えている。日本の漫画のように繊細で柔らかい線じゃなくて、アメコミ的な絵柄だった。母親の「かわいそうだから(ひがむといけないから?)せっぷんしてあげる」という台詞が印象的だった。主人公が親兄弟に苛められる酷い内容なのに、何故夢中になったのか、そこまではよくわからないのだけれど、面白かったのだろう。今の私が翻訳の小説を読んだら、どう思うのかな。(2017-12-12L)