あらすじ
多彩な言論や社会運動が花開き,政党内閣へと結実した大正期.それは,植民地支配が展開する時代でもあった.帝国のもとでのデモクラシーは,どんな可能性と限界をはらんでいたのか.日比谷焼打ち事件から大正政変,米騒動,普通選挙,そして満州事変前夜に至るまでの25年の歩みを,「社会」を主人公にして描き出す.
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Posted by ブクログ
岩波新書日本近現代史シリーズの第四巻。
各章ごとの参考文献や略年表もついていて詳しい。
教科書で知ってる大正デモクラシーだけど、もちろん教科書には載らないことが詳しくて、ずいぶん面白い。
Posted by ブクログ
第二次世界大戦後の、経済的な拡張主義に対して、
本書の当時は、政治的にも拡張主義だった。
2つの時代を比較して理解するうえで、
本シリーズは貴重な情報提供源だ。
新書という軽い形をとっているので、
日本史嫌いの自分でも読む気になった。
Posted by ブクログ
大正デモクラシーといえば吉野作造だが、主に彼に焦点を当てながら大正期の日本の動きを描く本。読んでいく中最も気になるのは、やはり民衆の動きではなかろうか。普段学ぶ(中・高でとでも思っていただければ)歴史というのは、為政者が何をしたのか、それが他「国」にどう影響を与えたのか、それによりある国のどのような政治勢力が動いたのか、というような大きな枠組みから語られる事が多い。しかし、この本は臣民の動きに力が入っているように思え、非常に斬新だった。また読み直したい。。