あらすじ
「ふしぎ遊戯」開始から20年!「ふしぎ遊戯 玄武開伝」スタートから10年!いよいよ完結巻!中国の書物「四神天地之書」の中に吸い込まれた少女、多喜子は、伝説の巫女として過酷な運命を背負う。「七星士」を探し出し、その中の、女宿(うるき)と愛し合うようになった多喜子。凍てつく世界で芽生えた、愛の行方は…引き裂かれるのか!?結ばれるのか!!?この結末は、見逃せない!!渡瀬悠宇の、ライフワークとも言える「ふしぎ遊戯 玄武開伝」圧倒的な最終巻!
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Posted by ブクログ
やっと終わりました。
「アラタカンガタリ」が始まってなかったら、もっと早く終わったと思いますけど、取りあえず無事完結してよかったです。
「玄武」の話は、次の「朱雀、青龍」のお話でラストを知っているとはいえ、やっぱり直に読むと違いますね。「玄武」を読んでから「朱雀、青龍」を読むというのが、本来の正しい流れかなぁって思いました。
時間があったら、また「朱雀、青龍」を読んでみようと思います。
完璧な最終回
命懸けで玄武を召喚するシーン。丁寧な言葉遣いも良いです。2つ目の願いまで叶えてお父さんが自害して、娘を救おうとしたというとこ、もいい。
前作より感動した
多喜子と女宿の別れ、虚宿と斗宿の死…本当に哀しすぎて胸が痛い。泣いた。それでも、読み終えたいま、希望のような温かさも同時に感じる。多喜子と女宿の愛は、本当に素敵で心を動かされた。そして、多喜子と七星士たちが懸命に生きる姿に、自分も一日一日大切に生きなければと思った。この作品に出合えたことを、心から幸せに思う。
最後
決して一般的なハッピーエンドではなかったけれど、二人の幸せをみんなが願い続けるといった違った形のおわりかただったと思う。最後まで飽きることなくよめました。
Posted by ブクログ
読み終わりました。
美朱・唯を読んでるからこの2人の結末は知っていたけど、もうパラレルワールドでいい、幸せになってくれ!と何度願ったことか……T_T
それでも結末は、多喜子は死んでしまったけれど、命を賭して玄武召喚をした多喜子、懸命に支える女宿は涙無しでは読めませんでした。
多喜子は死んでしまったけれど、あの国は助かった。女宿は多喜子に恥じぬよう、国を護り切った。だからこそ最後の再会のシーンがあるのだな、と。幸せになって欲しい、死なないで欲しい。そう思っていたけれど、じゃあ多喜子が死んだこの結末が不幸かというと、そうじゃないな、とも思いました。最後まで、2人は幸せだったと思いたい。
美朱・唯の朱雀・青龍編はなかなか……腹が立ったりイライラしたりしました。あまり美朱たちに感情移入できなくて、七星士の美形ぶりにのみ注目していました(笑)が、多喜子の玄武編は物語としてちゃんと纏まっていて、多喜子も好きだし七星士一人ひとりが愛おしくて、素敵な作品に仕上がっていたと思います。
描く側も読む側も、年を取ったということなのかも(笑)。
あとがきでも描くと言っていたので、ラストの鈴乃、白虎編を楽しみにしたいと思います。
星が四個なのは、ラストの展開が早かったから。多喜子が死んだ後のエピソード、とくに斗宿たちのエピソードをもうちょっとじっくり描いて欲しかったかな、その後エピソードだけで一話欲しかった……というワガママです。