あらすじ
「白面」を恐れるあまり、総攻撃を強行しようとする西の妖群の長・神野。奴らを止める方法は、賭試合に勝つこと。西の代表・鎌鼬三姉弟に対するのは、雷信・かがり、とらだ……!!
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Posted by ブクログ
巻末の大なぞなぞ妖大戦にて「バイクッ」「ヒーローババーン」等、数々の伝説を生み出した第22巻。「バイクッ」いいなあ「バイクッ」。
ストーリーのメインは東西鎌鼬による決闘の模様。
西の3匹のヒールっぷりがスゲエ。本当憎たらしいなあ。
だからこそ際立つ雷信・かがり兄弟の矜持(と、『GS美神』を彷彿させるかがりのボディコン)。とらも年長者として頼りになるぅ!
東のカラス天狗・威吹がツンデレで微笑ましい。
【第三十四章】 vs 神野、雷信・かがり・とら vs 仍・梟・杳
Posted by ブクログ
友人から面白いと聞いていて、学生時代に購入した漫画。未だに実家の本棚に置いてある。実家に帰るたび読み返している。
内容は本当に面白い。序盤は『ゲゲゲの鬼太郎』のようにただ妖怪退治をする漫画かと思っていたが、中盤から終盤にかけてはフィナーレに向けてストーリーが加速的に盛り上がっていく。特にフィナーレが最高で、あれだけの登場人物をだしながら、うまくまとめている。
藤田さんの漫画は今のところハズレがなく、キャラクター、ストーリー、インスパイアの3大要素でどれも高得点な漫画が多い。画が駄目だという人もいるが、読み始めれば気にならないはず。
特に『うしおととら』がオススメ!
Posted by ブクログ
鬼舞辻無惨の無限城を見たとき、既視感あるなぁと思っていたら、コレだった、高千穂の空屋敷。妖怪の本拠地で、上下が入り組んでて重力が出鱈目に働いている点が似ているなぁと。面白い。ま、特殊能力で仲間と力を合わせて妖怪退治をする、やたら正義感の強い10代前半男子の主人公、という点でも似てますが。少年漫画の鉄板かしらね。
改めて読み返すと、藤田和日郎は構図が巧いなぁと、改めて思う。『闇の伴走者』(WOWOWドラマしか観てないけど)のなかで主人公が「漫画は構成力だ(再現不正確)」って言っていたけれど、ほんそれ。ほんの1時間程度で読めちゃう1冊だけれど、コマ割り、構図、台詞にオノマトペ、どれだけの工夫か詰め込まれているか。
いい大人になってまだ漫画なんて読んでる、なんて、変人扱いされた若者時代を過ごしてきたけれど、“卒業”しなくて良かったなぁ、だってまだこんなにワクワクしている。