あらすじ
東洋と西洋の接点・イスタンブールを舞台にしたスペシャル・ストーリー「オリエンタル」他、特別編満載の国際アクション・ロマン第7巻!
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ツーリングのターニングポイント
特別編や番外編などの短編で成り立っている巻ですが、ディーンの過去やシャルルとの関係に変化をもたらす物語として展開にワクワクしてしまう重要な位置にあると思います。
プチヴァカンスは番外編とありながらも、グレイン中佐が登場することで一気に読者の好奇心を煽る物語になったのではないでしょうか。
ダークサイドとパリジャンはリュシーの闇落ち&ディーンの健気な努力編?悪あがき編?といったところでしょうか。
恋愛模様に物語の焦点を当てることによって、個人の感情が明確になり、ツーリングがアクションサスペンスから一気にラブストーリーになっていった作品群だと思います。
この本の中で好きな作品は完全に番外編であるヴァーサスです。
扉絵のディーンのカラー絵が最高に艶っぽいのに、内容はビジネスライクでクールなディーンがかっこいいのです。
プロがプロをお互いに認め合う過程に言葉はいらない的なハードボイルドな内容ですが、そこがまたイイのです。