【感想・ネタバレ】ツーリング・エクスプレス 4巻のレビュー

あらすじ

シャルルが預かった、日本人形のような愛らしい迷子。だがその日から、何者かが執拗にシャルルを狙い始めた!名作「ロマンティッシュ・エクスプレス」ほかを収録!

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今ではレギュラーのクリス登場

サンタマリアのエピローグとなるカルメンとロマンティックがまとまった本でした。

カルメンはマリアのためにカサブランカを町中から集めて供えるディーンのできる男前感にクラっときました。マリアだけ特別なのはやっぱりシャルルを守ってくれたお礼なのかな。

イザベラにしてもマリアにしても
女というものは、かくも欲深き馬鹿な生き物
というのが痛烈に伝わってくる内容で、女性の立場として共感&痛感したものです。

ロマンティッシュはクリスの登場で完全に主人公食われちゃってますね。さすがクリス!
シャルルも言ってますが、黒髪のディーンも素敵だけどやっぱり銀色の髪のディーンの方が素敵だなって思いました。

この二つの物語のエンディングはツーリング王道のエドの怒号&二人の逃避行で満足満足です。
やっぱりこうでなくっちゃ。
特にカルメンの馬に男二人で跨って新聞広げるシャルルにディーンが悶えてるシーンが可愛くて大好きです。
ディーンはシャルルに勝てませんね。

ロシアンあたりからディーンのシャルルに対するキスがどんどん熱を帯びてきてドキドキの連続です。
優しく深い想いのこもったキスシーンはこの作家さんの得意な表現とするところなのだと思います。
ほんといつ見てもうっとりしちゃいます。

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2019年11月28日

Posted by ブクログ

3巻がけっこう重たい話だった反動からかもしれませんが、4巻の「ロマンティシュ・エクスプレス」は、ちょっと軽めのお話でした。
もっとも、子どもを巡って、大の大人がドンパチなんだから、実際は、軽くも、明るくもないんですけどねぇ。

「黒のミラージュ」も、ある意味、冗談みたいなお話ですし。
ディーンは、ああいうのを否定しないんですね。まあ、否定も、肯定もしないというのが、生き方なのかも。

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2013年07月29日

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