【感想・ネタバレ】夏目友人帳 29巻のレビュー

妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。

妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!

祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。

幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。

名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・116 椿=ミツルと考えるとわかりやすかと
通常は漢字=ゴシック、かな=明朝なので、これ以外の会話は特別。結局は祓われちゃったみたいで悲しい。ミツルも覚悟していたみたいだったけど。
・117/118
プロ(夏目)とセミプロ(田沼)を相手にフェイクと思わせておいての、本物絡み。つづかないのも、またよしか
・119
「我らほどの大物が入れば~」
三篠はともかく、ちょびは……と思ったら、正体を開示してましたか。でも、みんなには秘密じゃ?
実は知ってたなオチはよかった。
あと、亡きレイコを思うヒノエの哀愁。

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2023年05月26日

ネタバレ 購入済み

癒される

洋館の話は妖が出てきて夏目たちが解決!と思ったらいい意味で裏切られた。夏目ではなく田沼だけが気づけたことで早く解決して、いつもと違う展開でよかった。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 名取と妖絡みの話になると、切なくなりますねぇ。

 古い洋館で閉じ込められている妖怪を出す儀式をするというのは、異色作で面白かったですね。

 だんだんペースがゆったりとなってきていますが、それもこの作品らしいかもしれませんね。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「年下のいとこ」決着。リリカルで切ないこういうお話しは夏目友人帳の真骨頂。
次の「クイーンのお招きにより」は田沼もいるし、夏目の学生生活青春もの系かと思ったら、最後の最後で物語の展開ぽかった。伴と女主人との対決が近づいている感じで不穏。
最後の「レイコの流儀」が笑えた!楽しかった!
レイコさんのフリをする夏目がおもしろかった!この作品のユーモア感覚が好き♪

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2023年01月04日

ネタバレ 購入済み

オカルトパーティ

夏目の心優しい展開はいつも泣けて好きなのだけれど、
今回は名取さんがある種非情な祓いをしたし、オカルトパーティは人間味はあるけど趣味じゃないし、包み比べはおっとりとした展開でしたがさっくり終わってしまった感じで、あまり読んだ感がなかったので評価低めです。
久しぶりに田沼が出てきたのがちょっと嬉しかったくらいかな。

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2023年02月03日

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