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妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
不思議に飲み込まれます
前回の続きからなのでひと段落して安心しました。夏目の周りには気がつくと手助けしてくれる人や人じゃないものが集まって来ているのが、なんだかうれしい気持ちになります。犬の会大好きです。
いつも気持ちが暖かくなる、そして最後にちょっぴり切なくなるとても繊細で優しい物語が大好きです。
夏目とニャンコ先生の関係性や周りの人たちとの交流の中の成長を楽しみにいつも読ませてもらっています!
胸温まる
今巻は名取さんのお話の後編と田沼とお出掛けした話、レイコさんのお話でした。
名取さんのお話は切なくて、でもあの結末が彼等にとって1番良いものだったのだと思いました。
田沼とお出掛けした話は、お祭りに行く予定が急遽変わってしまってドタバタ?一言では少し表現しづらいお話。
色々あったけど、田沼が活躍!最
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