あらすじ
未来の女王レティーツィアの侍女候補・アイリーチェには、年上の恋人がいる。だけど彼には、一桁の年齢の少女しか愛せない特殊な趣向があった……!? 偶然の出逢いが四度重なれば、運命となる。アイリーチェと伯爵子息ウィラードの恋物語を綴った外伝が登場! さらにアノ騎士が主役になる短編のほか、レティがデュークを騎士に見初める(!?)までの物語などシリーズ初、【恋】がテーマの短編集!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
短編集。
面白かったです。
シリーズを最後まで読んでから読んだのですが、
発売した順で読んだら、
ウィラードさんとアイリーチェさんの関係が
より楽しめただろうなと思いました。
筋が通っている石田先生のストーリーは
やっぱり気持ちよく読み進めることができるなと
思いました。
Posted by ブクログ
今回は恋にまつわる短編集4つです。本編は恋バナとは縁遠いので、楽しかったです。
一番よかったのは、やっぱり一番長い「葡萄姫の恋愛未満」でしょうか。本編ではあまり触れられていなかったアイリーチェとウィラードのお話で、少女趣味の変態ウィラードがやっと普通の年齢の女性に興味を持つって感じで、ウィラードの両親もほっとしたことでは?って思いました。
あとの3つはおまけみたいなものですけど、ノーザルツ公の話はおもしろかった。彼の妻達がお膳立てした合奏は、レティと同じく上達しているのかと思ったら、へたくそのままで、そのあと壁をバンバン叩いている彼の姿を想像すると、ニヤニヤしちゃいました。
最後のデュークの話は、思っていたような甘いものではなかったけど、騎士に任命するまでにあれだけレティがストーカーしていたんだったら、絶対デュークのこと好きなんじゃないかなあって思いました。早く本編でも甘い状態になったらいいのにな。