あらすじ
混迷深める乱世にひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制し急速に力をつけた呂布は、圧倒的な戦力を誇る袁術軍十五万の進攻を僅か五万の軍勢で退けてみせた。呂布の脅威に晒された劉備は、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将をなる道を選んだ。そして曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布を討つため闘いを挑む……。戦乱を駆け抜ける漢たちの生き様を描く、傑作「北方版・三国志」新装版第三弾!
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Posted by ブクログ
・牧だった劉焉を継ぐ劉璋 vs 五斗米道の国を作りたい張衛(益州)
・曹操と呂布を戦わせる作戦を思いつく劉備(徐州)。さすが徳の将軍...言い方悪いが曹操の懐にも呂布の懐にもつけ込めるのすごい。
・曹操、呂布との戦いを目の前にしつつ、劉備を味方にしたいけど力ありすぎて怖いかもと思い始める。
・呂布、赤兎との別れ。表が怖い人って裏返すと良い人だったりするんだよな。最期までかっこいい漢だったよ...あまりに辛い。成玄固、赤兎を頼む。どうか穏やかに暮らしてくれ。
・袁術と絶縁した孫策と周瑜。揚州を固めるため徐々に動き出す。
・袁紹 vs 公孫瓚(幽州を賭けて)
・曹操、袁紹と戦う前に朝廷の鼠(?)を打つことを決意。4巻へ続く
Posted by ブクログ
ただの暴れん坊呂布だったはずが、ここまで作者の熱い思いを託されて、最上等の漢(おとこ)になったよ。
もはや袁紹どころか曹操まで小物に見える。
死にざまも、彼としては義を貫いた形だったのだろう。
そしてそんな呂布の思いを、赤兎はしっかりと受け止めた、と。
これ、三国志の本流の話じゃないのに、ほとんどこの巻のメインの話だった。
袁紹袁術兄弟については、家名に胡坐をかいた小物扱いなのはいいとして、曹操の扱いの軽さが、本当にがっかり。
北方謙三は漢(おとこ)を書きたい人なのはわかるし、戦闘シーンの血沸き肉躍る描写には本当にワクワクするけれど、曹操が帝を擁していること、その意味と実態がほとんど書かれていない。
唯一、屯田が成功して、兵田だけではなく民田も十分な収穫があり、民を植えさせる心配はないということのみ。
私が曹操を好きなのは、大勝もするけれど大敗もする武将としてより、為政者としての腕の確かさ。
ここが全然書かれていないので、物足りない。
こんなにあちこちで戦が起こっているのに、曹操は自分の足元を戦場にはしないんだよ。
これ、民を食わしていくためには大事なことじゃん。
それから『徳の将軍』劉備について。
一番初めに自分を見出して世の中に名を知らしめるきっかけをくれた公孫瓚が助けを求めているのに、「そういう気になれなかった」という理由で見捨てる男が『徳』ですか。
関羽と張飛と趙雲がいて目が出ないのは、ひとえに劉備が無能だからじゃないの?
なんで人気があるんだかわからん。