【感想・ネタバレ】三国志 一の巻 天狼の星(新装版)のレビュー

あらすじ

四百年続いた漢帝国は衰退し、崩壊への道を辿っていた。政は乱れ、賊が蔓延る後漢末期の乱世に、ひとりの英傑が立ち上がる。漢の名前は劉備玄徳。義に厚く、漢帝国の復権を目指す劉備の志に賛同し、義兄弟の契りを交わした関羽と張飛とともに、叛乱を起こす黄巾賊との闘いに挑む。新時代を切り開く曹操、呉の礎を築いた孫堅など、群雄割拠の時代を駆け抜けた漢たちを壮大なスケジュールで描く――。 北方謙三の名著「三国志」が装いも新たに「新装版」として登場!! 文字も大きくなって読みやすくなり、往年の三国志ファンも三国志初心者も大満足の一冊。「新装版」第一巻には著者のあとがきを収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いろんな人の『三国志』を読んできましたが、戦闘中の躍動感はやっぱりピカイチ。
でも、結局元本は『三国志演義』なのね。
桃園の誓いこそないけれども、劉備、関羽、張飛の活躍が目覚ましい。

曹操でさえたった5000人の兵では、反董卓軍の中でも目覚ましい戦いぶりは見せられないというのに、劉備はたった200人で結果を出します。
関羽と張飛がいるからね。
周りの評価も、あの二人を抱えている男=すげえ奴っていう感じ。

でもさあ、人にさせるばっかりで、あなた自身は何をしてくれたのかしら、カムラン。
と言ってやってよ、ミライさん。

孫堅も曹操も、自腹を切って参加しているわけですよ。
みんなが持ち上げれば持ち上げるほど、好きになれない劉備という男。
なぜそんなにみんなが付いていくのか、全然わからない。
私、頭でっかちの理想主義者よりも、行動力のある現実主義者のほうが好きだからなあ。

孫堅死亡のところまで。
孫策17歳、孫権はまだ10歳。
先はまだ長いのう…。
曹操はすでに35歳だが。

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2024年09月07日

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