あらすじ
多くの人を犠牲に作られる賢者の石…その罪に苛まれてきたマルコー。ただ嘆き悲しんできた過去を振り切り、償うことを決意する! 強大なホムンクルス・エンヴィーに対抗するマルコーの秘策とは!? そして中央では、軍上層部へと入り込んだアームストロング少将に中央軍の邪悪な秘密が語られる…。状況は巡り、物語は大きく動き始める!!
(C)2008 Hiromu Arakawa
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
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匿名
敵味方
ホーエンハイムにグリードに軍人キメラを味方に付けて、「お父さま」にどう対抗していくのか。
いよいよ敵と味方が見えてきた感じでワクワクします。
匿名
アームストロング家おもしろい
色々なことが収束してシリアスが続く中、アームストロングファミリーのやり取りはほっこりする。とても仲のいいご家族ですネ!
クライマックスは近い
・物語がクライマックスに向かってるのを感じます。兄弟別々に各々の道を進む感じが素敵です。
・個人的にグリードとエドワードがどういう化学変化を起こすか?とても気になります。
クライマックスへ
主人公が復活して、
巻の最後には、
クライマックスを示唆するような表現が
心に刻まれました!
やはり作者は天才だと思います!
Posted by ブクログ
初読。メイはアル達と別れて中央へ向かう。エンヴィー、しぶとい。アルはウィンリィたちと共にリオール訪問、ホーエンハイムと十数年振りに出会う。戦場をくぐり抜け、様々な人間と会ってきたことでつながる信頼関係がある。
エドが姿を見せる。そんなに行方不明の期間が長くなくてよかった。偶然グリード(及びリン)に出会い、仲間として行動することになる。人造人間に見られがちな上から目線の態度は、寂しさの裏返しなのだろうかという考えが頭をよぎった。孤独でいることが多そうな彼らは単にツンデレなだけで、本当は仲間が欲しいのだろう。グリードはその感情を、自らの特性「強欲」に置き換えていたが、リンとのやり取りで改めて意識させられたが故にエドとの協力に同意したのだと読んだ。
あのカップルはいつも車を徴収されているなあ。平和そうでなにより。
約束の日に向けて全登場人物が動く。次回から最終章だそうで、こちらも気合いを入れたい。そして今回もオリヴィエ様が強くて美しかった。次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
20巻目。
エンヴィを倒しましたが、まだ生きているので今後も登場しそうですね。まあおそらく脅威にはならないと思いますが。リンとグリードの精神世界の戦いはかっこいいです。そしていよいよ約束の日へ。盛り上がってきました。