昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
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匿名
ウィンリィかわいい
ウィンリィが人質になって終わり。ウィンリィは確かに凄腕の整備士だけど、まだ10代の女の子で戦闘なんてできないんだから、酷い扱いをされるのは心が痛むぜ
Posted by ブクログ
物語も終盤を迎えるここにきての登場である
アームストロング少将を始めとするブリッグズの面々だが
非常なインパクトがあり、魅力が十分に引き出された描写が圧巻。
家族の肖像の話にはほろりとさせられるし、メリハリの付け方が素晴らしい。
Posted by ブクログ
職場の複雑な人間関係にぶちあたるたびに、この巻のエドの「・・・察してくれ」と言う場面をつい思い浮かべてしまう。各方面にさし障りのない言葉で説明して、行間に「察してくれ」という願いを込めたのにざっくり誤解されてしまう時、つい心の中で「察してくれ!」って叫んでしまう。実際には言いませんけど。受け取る側が「察してくれる人」でない限りその言葉さえ言えないんですよね、確かに。できる女上司いいなあ。