あらすじ
ホムンクルスに「お父様」と呼ばれるナゾの男。その姿形はエルリック兄弟の父ヴァン・ホーエンハイムと瓜二つだった!! 男が操る等価交換の法則を無視した圧倒的な力を前に、為す術なく捕らえられるエドとアル。そしてリンは体内に賢者の石を流し込まれそうになる。だが、そのとき彼は不老不死の秘密に迫るため、自ら賢者の石に取り込まれることを決意する!
(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
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匿名
衝撃の展開
人ならざる行為をしていることがわかった組織でエルリック兄弟は何をするのか。
そして最後のホークアイ中尉の背中。
先の展開が楽しみ過ぎて待ち遠しい。
おまけも楽しい。
匿名
ホークアイ中尉!
ホークアイ中尉のお背中、もうまじですごく綺麗。いやほんとあの背中最高ですわ。火傷跡と入れ墨のおかげでセクシー度合いが高まりすぎておる!危険だ!
刺青
・スカーがどんどんダークヒーロー感が出てきて良いですね。
・今巻1番気になるのは最後の刺青。彼女は元々ミステリアスでしたが更に謎が深まった感が。キングが手元に置いたのも何か刺青と関係が…?
Posted by ブクログ
ホムンクルスの親玉登場。
シリアスな場面の中にも入るギャグシーンが非常に好き。
「将を射んと欲するなら将を射っちまえばいいだろが!!ズドンと!」
は名言だと思う。(笑)
リンに賢者の石が流し込まれるということも衝撃だが、
俺はこれでいい、手を出すなというリンの覚悟が凄まじい。
イシュヴァールから逃げた自分を恥じ、
残って間違っているものと戦うべきだった
ここがまた戦場だと言うのなら自分ひとりどうして逃げられようか
というアームストロング少佐もとても恰好良い。
「試されている。光栄じゃないか」
「化物だと言われる自分が本当の化物と闘っている時にこそ
己れがただの人間であることを実感できる」
というマスタング大佐の台詞も良い。
メイとランファンの争いをあっさり止めてしまうノックス先生もまた面白く
次の巻への伏線を散りばめたまま続く興味深い展開。
Posted by ブクログ
14巻目。
父親似の大ボス。似てるレベルではないので、何かしら因縁があるのだろう。エドたちは人柱という敵からしたら利用価値があるようで、何度も生かされます。人質をとられながらですが、基本的には自由。緊張感にちょっと欠けるかな。皆良い人な部分、愛らしい部分があるのもね。作者らしいったららしいのだが。