あらすじ
ウロボロスの入れ墨を持つ《ホムンクルス》の集団と『賢者の石』。軍内部にも何らかの繋がりがあると感じたエルリック兄弟は、軍部の動向を探りつつ旅を続けることに。一方、「セントラル」に移ったロイもまた、処刑されたはずの死刑囚バリー・ザ・チョッパーとの出会いによって軍上層部の不穏な動きに注目する。東方の「シン国」からは“不老不死の法”を求める皇子リン・ヤオ、練丹術師メイ・チャン。さらには『傷の男』スカーまでが動き出し、『賢者の石』を巡る物語は複雑な様相を見せ始める!
(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX
昨今の少年漫画の中でもっとも構成力のある作品はと問われたら、迷わず推すのがこちらの“ハガレン”。
アニメや、山田涼介さん主演の実写映画が記憶に残っている方もいるのではないでしょうか。
正直、漫画の構成力って何かよくわかりませんよね。わかります。
とりあえず騙されたと思って1巻を開いてみましょう。……ふむふむ、どうやらチビって言われると激怒する三つ編みの少年が主人公なんだな……こっちの鎧が弟ってどんな家庭環境だよ……いや無能ってそんな……錬金術ってこんなあっさり使えるの……何この絶望展開……ちょっとこのキャラ強すぎるよ……あれ、さっきの話がここでこう繋がるの……えっあの伏線がここで回収されるの……うおおおおおエルリック兄弟!!……ここでこう来るかッッッ!!……荒川先生天才かよ!!!!と、あっという間に読み終わるはず。
最終巻を閉じた時、あなたは否応なく“格の違い”を味わうことになるでしょう。
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匿名
グリード逝く
デフォルメアルフォンス君マジで可愛い。しかし通常作画だとゴツい鎧なのやはりかっこいい。グリードさんの死に様はかっこよかった。
Posted by ブクログ
ブラッドレイによりグリード側は全滅。アルの鎧の中で、ブラッドレイに刺されたマーテルの血が魔法陣にかかり、アルの失われた記録が戻って、錬成陣なしの錬成が可能に。
バリー・ザ・チョッパーがホークアイ中尉を通じてマスタング大佐に保護される。
グリードが捕まり、お父さんに戻される?
シンのメイがユースウェル炭鉱のカヤルと出会い登場、シンのリオがアルたちと遭遇してを経て登場
Posted by ブクログ
シンという東の国の面々が登場。
それにより、アメストリスを囲む国々との摩擦や
アメストリスが軍事国家に傾いていることが仄めかされる。
不幸なきっかけではあるもののアルの記憶も戻る。
今にして思えば、8巻というこんな早い段階で
リンたちが出てきていたのだなと少し意外な気持ち。
ラストまでリンたちが関わるとは予想していなかった。
分かりやすい構図
・ブラッドレイの正体が分かりました。これで構図が人vsホムンクルスと分かりやすくなりました。ただ「父」と呼ぶあの人(?)は一体…グリードの死に様はカッコよかったです。
Posted by ブクログ
初読。マーテルを殺されたショックで、あの瞬間の記憶が戻る。アルの手を掴んだのは、アルだった。それ以上はわからなかったが、アルはあの存在を間接的に見たといって良いのではないだろうか。またエドも大総統が出張っての皆殺しに疑問を抱く。奴らと軍との繋がりに先に気づいたのは大佐だったが。また大佐はヒューズ准将に関して、かなりの恨みを持っている様子。エンヴィーとの遭遇が期待と共に待たれる。そのエンヴィーをはじめとする、「七つの大罪」を束ねるお父さまが初登場。お父さまの目的は何だろうか。
後半も新キャラが続々登場した。遥か東のシン国から不老不死の法を探しに来たメイさん。悪い人じゃなさそう。あの懐かしい炭鉱も久々に見られてよかった。同じくシン国からいらっしゃったリンさん。とその使いの娘と爺様。相手に素顔を見られることを忌む文化は忍者のようでかわいい。次巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
2018/5 コミック1冊目(通算14冊目)。ホムンクルスグリードとの接触、東方のシン国から来たリンらとの出会いが主な話の流れ。ドルチェット、マーテルらの最後が悲惨というか呼んでいて悲しくなった。次。
Posted by ブクログ
【内容】
・アルの、真理についての記憶が戻る
・大総統にアルのからだについてバレていることが示される
・大佐サイドに、不完全な賢者の石の真実など共有(バリー・ザ・チョッパー)
・メイ・チャン、リン・ヤオ現れる