【感想・ネタバレ】万能鑑定士Qの事件簿 VIIのレビュー

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ネタバレ

莉子がいよいよマルサからも依頼されるようになり、かなり現実離れしてきているが、ストーリー進行にそれ程違和感は感じなかった。莉子の能力がどんどん上がってきているし、その解決が論理的だからだろう。
女帝の編集長に畏怖を抱きながらも職務忠実にこなす遥菜や色々鬱積した思いを抱く課長などもうまく表現出来ていたと思う。
様々な出来事を最後には1本のストーリーにまとめていくのは中々秀逸であった。

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2022年06月19日

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ネタバレ

万能鑑定士シリーズの第7弾。脱税疑惑を持つ雑誌『イザベル』の編集長・城ヶ崎七海への莉子による4ヶ月間の内定調査と延べ棒の逆錬金術事件を縦軸にその中で起きる小説の盗作疑惑やペンダント盗難事件などを莉子の見識を持って明らかにしていく物語。
7巻までで過去最長の期間をかけたストーリーだが、その時間の経過を感じさせないテンポの良い展開がとても面白かった。この回のゲストキャラクターである城ヶ崎の冷徹さは仕事への姿勢に加えて、堕落した家族を養うために脱税にまで手を染めている所がもったいなく、本気で城ヶ崎にあこがれていた園部以下、仕事に見合う給料を払わなかった結果、罪を犯してしまった雲伊などにまで様々な部分に影響をもたらしてしまった所にもつながるところがとても切ないなぁと感じてしまった。その後の会社自体は売却されたものの角川が全社員と『イザベル』をやり直していった所は城ヶ崎の思いを最大限にくみ取ったのだと感じました。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
凜田莉子:佐藤聡美
小笠原悠人:寺島拓篤
荻野甲陽:平田広明
宮牧拓海:福島潤
嵯峨敏也:井上和彦
氷室拓真:緑川光
城ヶ崎七海:田中敦子
園部遥菜:上坂すみれ
菊原琢磨:鳥海浩輔
雲伊司:日野聡
風峰颯太:浪川大輔
高柳匠:千葉一伸
須築倫太郎:茶風林
横畑大和:小林親弘
藪野稔:森久保祥太郎

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2022年03月12日

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今回も莉子の知識と機転が光る話だった。コミックスで読んで内容は知っていたから、犯人はわかっていたんだけど、想像よりあっさり描かれていた感じ。個人的に好きな莉子のおっとりした天然な部分が控えめだった気がした。

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2018年10月30日

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今回も面白かった。莉子みたいな有能な秘書がいたら編集長はやることないだろうな笑。
トリックは、なーんだと言った感じ。でもやっぱり雑学が面白い。

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2016年07月26日

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シリーズ第7弾。マルサの依頼を受けて、日本版「プラダを着た悪魔」を内偵することになった莉子。畑違いながら持ち前の能力で次々と問題を解決していく姿が痛快。肝心の「最大の謎」のトリックは呆気ないけれど、単純なトリックほど引っかかり易いということなのかな。「ソーセージマルメターノ」には笑ったが、本場ドイツでの名称は「ブラートヴルスト・シュネッケン」(かたつむり状の焼きソーセージの意)らしい。

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2016年04月07日

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ネタバレ

〇 概要
 純金が無価値の合金に変わってしまうという「逆錬金術」の謎と,脱税の容疑を捜査するため,凜田莉子は万能鑑定士Qの店舗を閉め,有名ファッション誌のカリスマ編集長に接近する。小説盗難騒ぎ,5億円のペンダントの紛失などの事件,そして最後に残る逆錬金術の謎とは?

〇 総合評価
 プロローグ部分から,ちょっとしたサプライズ。凜田莉子が,万能鑑定士Qの店を閉め,ステファニー出版という出版社のカリスマ社長の秘書になるという,驚きの設定
 実は,脱税の疑いがあるステファニー出版を内部から調査するために,国税局から依頼され,同社に就職するという話。その中で,盗作騒ぎ,逆錬金術騒ぎ,ペンダント紛失騒ぎなどの事件が起こる。まるで短編集のような作り。シリーズも7作目ということもあり,安定のデキ。そこそこのサプライズとエンターテイメント,うんちくがあって,十分に楽しめる。今回は,万能鑑定士Qの店を閉めるなど,これまでと違った展開で,マンネリ感を薄めようとしている。
 それなりの面白さはあるが,傑作というほどの出来でもない。このシリーズでは平均的な作品といえる。★3

〇 サプライズ ★★★☆☆
 ペンダント紛失事件の真犯人が雲居課長だったという部分は驚いた。そのほかの部分にはさほど驚きはない。

〇 熱中度 ★★★★☆
 雑学知識をちりばめたり,盗作騒ぎ,ペンダント紛失騒ぎ,逆錬金術事件と,小粒ながら立て続けに事件,謎を提示して読者を引っ張る。なかなか。

〇 インパクト ★★☆☆☆
 薄い。雑学は所詮雑学。盗作騒ぎは,印刷会社のボンボンが犯人。ペンダント紛失はGPS付の手提げ金庫のすり替え。逆錬金術事件も,切断面を見せているように見せかけるという物理トリック。トリックが弱く,インパクトに残らない。

〇 キャラクター ★★★☆☆ 
 城ヶ崎編集長が相手役なんだろうが,登場シーンが少ない上に,カリスマ編集長っぽさがあまり描かれない。明らかに莉子より格下扱い。これに対し,園部遥菜は,能力では莉子に遠く及ばないのだが,弱さを存分に見せることで,逆に魅力的に描かれている。雲居課長,菊原琢磨などクセのある人物もいて,キャラクターはそこそこ。

〇 読後感 ★★★★☆
 城ヶ崎編集長は改心し,園部遥菜はいいポジションに付く。読後感はよい。

〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
 人気シリーズなので,希少価値はない。

〇 メモ
〇 プロローグは,ステファニー出版の編集長第1秘書である園部遥菜の視点による月刊誌イザベルのクリスマスイブ号の電子出版の発行の際のシーン。編集長の指示で,遥菜は対応に苦慮している。
〇 課長の雲伊司が,手提げ金庫を借りに来ているシーン。第2秘書である凜田莉子の居場所を遥菜から聞かれる。
〇 編集長の指示どおりに,記事の修正を行う。アメリカでも郵便配達の車は右ハンドルというのが決め手
〇 菊原琢磨の小説の盗作騒ぎがあり,同人のコラムが打ち切られる。
〇 莉子の店に,合金の鑑定の依頼がくる。氷室に科学鑑定をしてもらったところ,重さだけは金と同じの合金であることが分かる。
〇 莉子のところに,小説の盗作疑惑がある菊原琢磨が相談にくる。
〇 薮野実に盗作された関係で,莉子は,菊原と横畑という弁護士に相談に行く。
〇 脱税疑惑のある会社を捜査する警察の描写。そこに,金の延べ棒ではなく合金が見つかる。
〇 喫茶店で薮野が嗅覚のテストを行う。横畑がいかさまをする。莉子は横畑と薮野の共犯関係を暴く。
〇 菊原は盗作の誤解が解け,ステファニー出版のコラムも継続することになる。ステファニー出版から出てきたところを,国税局調査部の人物から声を掛けられる。脱税者が金の延べ棒だと思って保管していたものが合金になっているという。
〇 ステファニー出版には脱税の疑惑がある。合金に変わった金は,悪質な脱税者に売り込みに来られているという。莉子は,ステファニー出版に就職し,内部から調査をしてほしいと国税局調査部から依頼される。
〇 莉子はステファニー出版に就職。第2秘書としてリモコンが壊れたエアコンを作動させたり,そうめんとひやむぎの違いをみぬくなどして活躍する。
〇 時系列としては,ここでプロローグ部分の後につながる。クリスマスイブ号の発行を終えたステファニー出版のクリスマスパーティの描写。ここで,天王寺会長から借りたペンダントが無くなる。
〇 ペンダント紛失事件の犯人は,いかにも怪しかった鴨立係長ではなく,雲居課長だった。
〇 莉子はペンダント紛失事件を解決したことから,第1秘書になり、城ヶ崎編集長との関係も近いものになる。
〇 第1秘書となった莉子は城ヶ崎と金の延べ棒の交渉の場に立ち会う。莉子は,金の延べ棒のトリックを見抜き,口座を凍結させることに成功する。
〇 莉子は,城ヶ崎に脱税していた税金を納めるように進言し,ステファニー出版を去る。
〇 ステファニー出版は角川に買収され,イザベルは出版を続ける。遥奈は,小笠原に「莉子は高根の花なんてものじゃないから,心して」と伝える。

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2017年11月10日

Posted by ブクログ

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凜さん。。。
転職したの?

イザベルなる雑誌の編集をしてるの?
と、
思いきやスパイかい!

催眠の嵯峨さんも登場!
つか、
今回は犯人わかりやすかった。

しかし、
松岡さんへたくそな文章もおじょうずで笑

3人だけのクリスマスパーティー
2人だけのドライブ
そして、
1人になった社長

んー。
お店を休んでたのが1番気になるよね。
よく潰れないなぁ万能鑑定士Q!

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2015年08月02日

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