あらすじ
ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして――ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に――。ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛え直した銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追い詰められたカーサたちは最後の手段に打って出る……!「ジローさん! お願いっ。諦めないで!」――大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ血と絆の物語、ついに完結!
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Posted by ブクログ
評価:☆5
黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結!
というわけで本編最終巻ですね。
読者からするとついにという感じですが、修行から戻ってきたジロー・ケインの猛攻が熱すぎる!
そして何が凄いってそこで味方陣営の無双にならず九龍の血統の強敵ぶりが損なわれていないことですね。
最後の最後まで何が起こるか分からずハラハラしながら読めました。
九龍の血統の、兄弟を想って命を散らせていく姿は辛かった・・・本当に仲の良い兄弟なんだよなぁ(ノд;)
ジロー何かは特にそうだけど、敵味方関係なく極限まで追い込まれた状態でも闘う姿には胸を打たれるものがある。
ミミコが戦場に赴くのにもちゃんと理由があるのがいいね。
どのキャラにも見せ場があって飽きさせない。
結末としては思い描いていたもの、というか最初から決まっていたことですがその通りとなりました。
でも悲しい結末にはなってないんですよね。この終わり方、ちょっと考えればありそうなもんだけど全然思いつかなかったw凄く好み。
500P超えという大ボリューム、圧巻のラストでした。
『この遅刻魔っ。さっさと来なさい、望月ジロー!』
『お帰りなさい、ジローさん』