あらすじ
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの。行く先は分かれたものの、無事、高校に進学した一同。修一は女装姿で喫茶店のアルバイトを始め、千葉さおりは二宮文弥とつきあうことに。その一方、やりたいことが見つからずに、悩むよしの。そんなある日、小学校の同級生の友人に女装を気づかれ、質問責めにあう修一が出会ったのは、幼い少女を連れた、女装姿の“大人の男性"でした……。思春期を彷徨う少年と少女たちを鮮やかに描く志村貴子の話題作、心揺れる第13巻!アニメ『放浪息子』Blu-ray&DVD全6巻も好評発売中!!
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女の子になりたい男の子二鳥くんと、男の子になりたい女の子高槻さん。性を意識していなかった小学生時代から始まり、クラスメイトから変態扱いされてしまう中学生時代、そして、別々の学校に進学する高校生時代へ。はじめは家族と親しい友人だけで完結していた生活から、だんだんと人付き合いの幅が広がり始めます。これまでは人から傷つけられることは少なかったけど、この先出会う人たちはどうなんだろう?悲しいことが起こらないといいなぁ。と、ちょっと心配。
自分の気持ちに戸惑い、モヤモヤゆらゆらする2人を見ていると、なにがあっても健やかに大きくなれよーと思わずにはいられません。気分は親戚のお姉さん…。
10年以上に渡った連載も『月刊コミックビーム』の7月12日発売号で最終回を迎えます。完結目前のこの機会にぜひ!
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Posted by ブクログ
前の巻でも思ったけれど、大きくなったな。
高校生編に入って、恋愛も、性を意識するようになってきましたね。小学生のころの、好きと比べると成長がありました。
それと、今回はキャラに共感することもちらほら。
最初の千葉さんの、友達に恋人ができたら悔しいし寂しいという気持ちはなんだかわかる。
それと、女装する人の心理を知りたいと取材してくる女の子に、取材されるのが嫌なにとりんとか。なぜか「双子でよかったことはある?」と訊かれた時の気分を思い出してしまいました。ほっといて、的な。
そして、新キャラ、みいたんのお父さん。
今まで、ユキさんやシュウみたいな女装の似合う女装する人(マコちゃんも年齢的にまだ違和感がないし)ばかりだったのですが、みいたんのお父さんは正直女には見えないです。
だけれど、どうして今までこういう人が出なかったの考えてみれば不思議です。
それで、筋肉がついてがっちりしていくことに不安を抱くにとりんとマコちゃんが痛々しいです。
いけだたかしさんの寄稿が面白いです。
ささめきことのいけだ先生が今回は寄稿なさっています。そして、サブタイの存在をようやく思い出し思わずクスリと笑ってしまいました。
Posted by ブクログ
心理、という部分を他人から問われて
どうして女になりたかったか、男になりたかったか
改めて原点に立たされる二鳥くんたち。
原点に立って考え直すことって方向性の転換に繋がるのかなと感じました。
夢中になって読んじゃいます。
それにしても二鳥くんは本当に天然タラシですね
マコちゃん惚れないように必死…頑張れ…笑