あらすじ
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの。よしのの男装に触発された修一は、女装で登校してみたものの、周囲は大騒ぎに。一時は登校拒否になってしまうが、現在はなんとか保健室登校中。でも、髪の毛を伸ばした修一は、ますます女の子っぽくなっていき…。夏から秋へと、文化祭の準備が進む中、思春期を彷徨う少年と少女たちの不安定な心情を、鮮やかに、細やかに描く待望の第10巻!!
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女の子になりたい男の子二鳥くんと、男の子になりたい女の子高槻さん。性を意識していなかった小学生時代から始まり、クラスメイトから変態扱いされてしまう中学生時代、そして、別々の学校に進学する高校生時代へ。はじめは家族と親しい友人だけで完結していた生活から、だんだんと人付き合いの幅が広がり始めます。これまでは人から傷つけられることは少なかったけど、この先出会う人たちはどうなんだろう?悲しいことが起こらないといいなぁ。と、ちょっと心配。
自分の気持ちに戸惑い、モヤモヤゆらゆらする2人を見ていると、なにがあっても健やかに大きくなれよーと思わずにはいられません。気分は親戚のお姉さん…。
10年以上に渡った連載も『月刊コミックビーム』の7月12日発売号で最終回を迎えます。完結目前のこの機会にぜひ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
3巻から10巻まで大人買いしてしまった……。
1・2巻あたりでニトリくん、よしの、千葉さんの3人で仲良くやっていたころが懐かしく愛しく思い出されるくらい、
ぎすぎすした雰囲気の中で、みんな生きづらさを感じながら生活している。
ニトリくんはそして、いまから「成長」し始める兆候、声変わりが訪れつつある……、という、一番気になるところで最新刊が終わってしまった。
以下、備忘録。
・ニトリくん……めそめしながらも滅茶苦茶行動派。実はかなりのリア充でもある。
・よしの……心理的には、一進一退。千葉さんと仲直りしたいけど、なぜかしらできない。ちーちゃんへの憧れから、自分が揺らぐ。
・千葉さん……相変わらずムードメイカー。行動も気持ちも裏目裏目に。でもそんなところが彼女らしい。
・佐々ちゃん……みんなのオアシス。めっちゃいい子。
・ちーちゃん……4巻で登場して以来、かなり得意な位置を占める、絶対憎めないキャラ。
・まこちゃん……不細工という負い目を持ちながらも女の子になりたい。ある意味一番リアル。
・ユキさん……他の短編集で読んで以来、いい女(?)だなぁと思っていたが、もっともっと深まりそうないい女。
・お姉ちゃん……シュウの可愛らしさが憎い、でもいいおねえちゃん。
・あんなちゃん……これはいい女。つり眼で強気、でも思いやることもしっかりできるという、ほんとうにいい女の子。
・瀬谷くん……お姉ちゃんの彼氏だけど、ニトリくんたちへの理解も、あるようなないような。見た目も行動も、どんどんかっこいい男の子に成長していく。
・二宮文弥……けっこう危うい人物。
・税所先生……子供たちから見て敵にならずやさしい先生しか現れない中、一番子供と同じ目線を持っている先生。いい味出している。
・岡、土井……小学校の修学旅行ではいやな奴らだったが、中学に上がると、そんなに心底いやなやつではなくなってくる。土井くんの心中はこれからの謎か。
Posted by ブクログ
シーンによって、あるいはコマによって、修一がますます女の子に見えたり、逆にものすごく男の子の色気を出し始めたりしてて、周りの人間はモチロン、ヤツァとうとう読者まで翻弄しはじめやがった! ころころ変わる彼(彼女)の印象の描き分けが絶妙。そしてそれは、この作品の根底で全員に影響を与えている、そのぐらぐら感そのものであると思う。/瀬谷・真帆夫妻がいい! ちょっと泣きそうになりました。
Posted by ブクログ
マコちゃんが良かった。さおりんもよかった。佐々ちゃんもよかった。もちろん、ニトリンも。もうこの漫画に敵うものは今、ないよ、やっぱり。。。このデリケートなところをうまいこと描いちゃうあたり、そうそうそういうのが見たかったんだっていうことを描いちゃうあたり、もうたまらなく好き。。。(10/4/4)
Posted by ブクログ
9、10巻と続けて読んだので混じっているけど、ついに二鳥くんに第二次性徴が現れて、ターニングポイントになりそうな一冊。
いろんな問題が出てきて、にとりんも一杯一杯だけど、尤も大きな問題がここに至って出て来てしまった。
そんなにとりんを見て、自分を考える高槻くん。
彼女は今まで男の格好をしたい女の子だったけれど、その域は超えていないと私は思っていたのだけれど、これから変わっていくのだろうか。
ある意味マコちゃんは、尤も性的不一致を抱えている人なのかな、と思っていたけれど、本当にそうなのかな、とか私が思い始めてみたり。
でもみんな真摯だ。
いろんな自分の中の感情に対して。
傍観者でしかない人すら、真摯に見ていると思う。
この物語はどこに走っていくのか。
にしても、久々のさおりんのカッコ良さにはクラクラですが、あんなちゃんの可愛らしさにももー、クラクラです。
キャラクターが良すぎて、たまに本編を追うのを忘れます(オイコラ)
Posted by ブクログ
帯の姉弟のカットのシーンで、どうしてこの1Pでこれだけの情報量と感情の揺さぶりを読者に与えられるのかと鳥肌が立ちました。
今までにとりんにとって「女の子らしさ」しか与えていなかった少年期独特の中性性は、やはり彼が男の子だからこその「まるで」女の子の「ようだ」という錯覚だったのかもしれない。
にとりんは、生物学な性別をどう受け入れるんでしょうか。
本を閉じた後、改めて「ぼくは、おんなのこ」を読み返しました。
放蕩息子でも、「ぼくらの未来は明るい」ならばいいと切に願います。
Posted by ブクログ
修一の髪の毛が長くなってしまったのは少し残念だけれども。
10巻分読み終わったところで思ってるところを。
修一は、なよっちいふりして実はかなりなやつ。やるときはやるとか、いうときはいうとかいうレベルじゃない。そういうバンバン展開するところが、志村貴子のいいところなんだね。
サオリン最高だよね。真っすぐに歪んだ感じが。
意外に気に入っているキャラが、岡です。佐々ちゃんとこの子だけ普通なんだよw
Posted by ブクログ
二鳥くんは意外とかっこいい。
土居くんは何がしたいんだ。
あんなちゃんも高槻くんもまほ姉ちゃんも、女子陣はかわいいなぁ。
メインテーマは少々特殊だけど、思春期の複雑で繊細な気持ちを丁寧に描いているすてきな漫画。
展開が毎回気になる。
Posted by ブクログ
面白いーーーーーーーーーーー!!!!!!(ノ^∇^)ノシみんな読んで読んで読んで!!!恋愛模様の食い違いや、思春期ならではの葛藤も凄かったですが、なんといってもにとりんのカッコよさ&可愛さ!!!大好き!!!
Posted by ブクログ
髪が伸びたシュウはまぁ、可愛い事この上なし。でも、いつの間にか姉より背が伸びて、ついに声変わりの兆しが・・・。自らの脚本が脚光を浴び、大嫌いだった土居君とも微妙な関係のままではあるけれど、何とか普段の学校生活に戻りつつある・・・。
Posted by ブクログ
トイレの千葉さんがコワイwwwwというか、そこで私的に千葉さんのキャラが変わって見えた。なんか、あ、こういうこともするんだ、的な・・・ん、前からかな??
にとりんがときどきカッコいいのにはちょっと賛成。ちょっとなのは、比率的にはやっぱりかわいいから~♪髪型もくぁわいい!!
Posted by ブクログ
女私服登校事件により保健室の住人となった二鳥君ですが周囲の認知が広まるのと裏腹に外見はジャニ系美少年に急成長中。元いじめっこの彼ともなんかいい感じな上に元彼女あんなちゃんとも復縁し、まこちんのハートまで奪ってフェロモン全開な二鳥君。声変わり到来でどうなる次巻。
Posted by ブクログ
アニメ化決定だそうです。
いつかなるだろうと思っていたんだけど、決定するとちょっとね……まー、「青い花」は頑張って作ってあったし、質には不安はないんだけどね……
原作だってまだまとまってないのに、アニメはどう終わるの?
コレですよ。
最近はコミックスを売りたいから、途中まででも平気でアニメにするのかな。それって作家的にはどうなのかな?
凄く好きな話なだけに、そんなことを考えて萎えてしまうんですよ。
さてさて、第10巻ですが……。
いよいよ、にとりんったら変声期でしょうか……背も伸びて来て、男の成長が目に見えて解りますな。
マコちゃんと違って、嗜好はどうもヘテロっぽいだけに(男の子にときめいたりするのあんまないし)、「女の子の格好をしたいのか」「女の子になりたいのか」って分岐にかかっているのかな。
次巻がますます気になります。