海猫沢めろんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルの通り、小説にまつわるアンソロジー。
ラノベっぽい軽さのものが多くて中高生向けかな。
それでも小説の存在意義を説くような話が読めてなんだか嬉しかったです。
本を読んで驚いたり、感動したり、幸せな気持ちになったり、そういう純粋に読書を楽しんでいた頃の初々しさを思い出しました。
「青と赤の物語」 加藤千恵
「あかがね色の本」 千早 茜
「新刊小説の滅亡」 藤谷 治
この3つが好きです。
私の人生、何度小説に救われてきたんだろう。
探さなくてもいつだって必要なときは必ず寄り添ってくれてた。
その経験はその本とともに、何年経っても何が変容しても移ろわなくて、私にとって本当にかけがえのないも -
Posted by ブクログ
ネタバレ生物学、興味はあれど普段なかなか接する事の無い分野なのですが、読みやすそうだったので購入。海猫沢めろんさんの「死にたくない、不老不死になりたい!」という希望から、八代教授とiPS細胞やES細胞の研究で病気、ひいては死を克服できる未来は来るのか、と語り合うという一冊です。……読んでいる最中は「なるほどー」と思うのに、ちょっと時間が経つとすぐまたイメージし辛くなってしまう、そんな自分の脳を呪いたい。
とはいえ、知らなかった事も色々出てきて楽しめました。海外ではガレージやキッチン、クローゼットなど、自宅で研究をしている在野の科学者達がいて、「バイオパンク-DIY科学者たちのDNAハック!-」と