CLAMPのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2巻あたりで、ん、って思ってたら、こーいうことでしたか。
ああああ、侑子さん。
次第に思い出していくうちに、じわじわと大人っぽくなっていく四月一日に、彼にとっての侑子さんの存在の重さを改めて感じる。
侑子さんがいたからこそ、四月一日は失われていた子供時代を過ごすことができたのだろうな。
でもって、人の成長において無条件に愛される育まれる子供時代は、とてつもなく大きいのだろう。
で、どうやら一つの旅は終わったみたいなんだが、侑子さんのいない世界に戻って、四月一日はどう生きるつもりなのだろう。待ち続けると無印のホリックでは言ってたいたが、戻になってそれが決して正解ではないと気づいた -
Posted by ブクログ
無印のホリックであるかの日常。
でも、なんか百目鬼の視線が、憐れんでる感じがするんだよね。
「店」が<あなたの願いをかなえましょう>という場所だからこそ、侑子さんとの日常を願った四月一日が今の場所や時間を作ったんじゃないかと、まあ、思うわけだ。
でも、それには膨大な対価が必要だし、そういうことは所詮偽物で何にもならない。ただの自慰だと、四月一日は侑子さんとのつながりで学習しているはずなのにな。
まぁ、何かあって今に至っているのだろう。
その何かが、とんでもなくかわいそうなことな気がして、今から胸がいたい。
CLAMP氏って、結構残酷というか、容赦ないからなぁ。
とはい -
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
円山公園で沖浦とサシで向かい合った小鳩に、かつていおりょぎさんと心を通わせあった天使の水晶が降りてきます。水晶の助けのおかげで、沖浦が清花に寄せる本当の想いに気づいた小鳩は、彼に心を開くように迫ります。しかし沖浦は、小鳩の追及をかわし、明日が期限となることを告げます。
その夜、いおりょぎさんは小鳩に宿った水晶と言葉を交わし、明日小鳩がみずからの願いを貫くのを見届ける決意をします。
次の日、よもぎ保育園にやってきた沖浦は、清花に決断を迫ります。しかし清花も、沖浦の本当の気持ちに気づいていました。彼女の言葉が沖浦の心を開くのを見届けた小鳩は、うしゃぎさんに最後の願いを伝え、 -
Posted by ブクログ
うしゃぎさんが登場。いおりょぎさんに「これから季節が2つ巡るまでにビンをいっぱいにしなければならない」というメッセージがもたらされます。一方こばとは、藤本さんと清花先生との過去を聞かされて、心に痛みを覚える自分に気づき始めます。
そんなある日、こばとは、離婚届を提出しにいく途中の女性に出会うことになります。夫に好きな女性ができたために別れを決意したという彼女のために、こばとは涙を流します。それと期を一にして、玄琥が経営する「くまのバームクーヘン屋」を、琇一郎という人間との恋に落ちた天使の琥珀が訪れます。
玄琥と、彼の店の手伝いをする銀生とのやりとりが楽しくて、思わず頬が緩みます。