加藤実秋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
24歳の和子は「ほっこり」系おしゃれが大好き。マッキントッシュのコートをローンで買い、ミナ・ペルホネンのワンピースに身を包み、愛読雑誌は「クウネル」。
エコ志向から牛乳パックや針金ハンガーを再利用し、野菜くずで「エコ・スープ」などの創作料理を生み出す母、ほとんど言葉を発せず放屁を返事代わりにする父、兄はヘビメタ好きでYUKIやクラムボンを貸してもメタル・アレンジに変えてしまう。
そんな家族にズレを感じながら、日々おしゃれであろうとする和子は、ある日代官山のフリマでミルクティー色のくまのあみぐるみに一目ぼれ。ミル太と名付けるのだが…
可愛いあみぐるみがドスの効いたおっさんの声で喋りだし、しか -
Posted by ブクログ
下北沢の輸入雑貨店で再びアルバイトを始めた和子が持ち帰ったぬいぐるみのカエルから、突然野太い声が聞こえてきた。「よう。俺だよ!」。心中偽装事件を解決し、成仏したはずのオヤジ刑事・康雄が、「ポイント稼ぎのために戻ってきた」と言うのだ。翌日、盗作事件に巻き込まれた和子は、身に潔白を証明するため、“あみぐるみ刑事”と再びコンビを組んで、捜査を開始することに…。待望のシリーズ第二弾(「BOOK」データベースより)
今回は短編集になってました。
ドラマ化狙ってそうな感じでやや萎える・・・。
でも短編の方がもっとテンポよくなって楽しめるのは確かかな。
しかし霊界もポイント制って、なんかゲームちっ -
Posted by ブクログ
「ほっこり」を愛する和子は、お気に入りの雑貨を並べたカフェを開くのが夢。代官山のフリマでひと目惚れしたクマのあみぐるみを買って帰ると、なんとクマには殉職した刑事の魂が宿っていた!事件の捜査中、崖から落ちて死んだのだという。かわいいあみぐるみからオヤジ刑事の魂を追い出すため、和子は、いやいや真相究明に乗り出す!珍妙なコンビが軽快なテンポでお届けする爽快エンタテインメント(「BOOK」データベースより)
設定も面白いし、和子の突っ込み具合も冴えててテンポよくサクサク読める軽い感じのミステリ。
ドラマ化しそうなお話でした。
悪くはないんだけど、この人が書く話の舞台って、すごくステレオタイプな -
Posted by ブクログ
ユーモアミステリー・・・ですかね。
4話構成ですが、
1話目でまず百太郎が弱小CS局に再就職するところから始まって、
最終話で大手テレビ局を退職する羽目になった事件を解決するので、
全体を1つの話として読むこともできます。
期間的にもほんの数ヶ月の間のことのようですし。
主人公は百太郎と書いてモモタロウと読むので、
初対面の人に必ず「ヒャクタロウ?」と聞き返されたり、
再就職先がオカルト専門でスタッフがオタクの様なので、
事ある毎にツッコミが入る等、
それなりに楽しかったけれど少し物足りなかったかな。
基本的に、オカルト番組制作のために出かけていった現場で、
怪しげな現象を解決するというもの