内田幹樹のレビュー一覧

  • 機長からアナウンス 第2便

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    文章は気取らず偉そうな言い回しでもなく、作者は気さくな少年のような人だったのではないかと想像する。深い専門知識や業界の裏事情などたいへん興味深く勉強になった。結びの章のヒューマンエラーについては熱く語られていた。LCCについての記述が無かったのがやや残念だが、作者が他界されていることは、それ以上に残念。執筆中に死期を悟っていたのだとすると、様々な思いが交錯したのではなかろうか。

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    2017年03月08日
  • パイロット・イン・コマンド

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    ネタバレ

    【本の内容】
    ロンドン発202便は、飛行機好きの小学生、護送される国際犯罪者など、様々な人々を日本へと運んでいた。

    だが成田が近づいたその時、突如、第二エンジンが炎上!

    機長ふたりも倒れてしまう。

    乗員乗客の命は、副操縦士の江波が預かることに。

    経験不足のパイロットは、傷ついたジャンボを無事着陸させられるのか?

    航空サスペンスとミステリを見事に融合させた、内田幹樹の処女作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    「そうなんだ!」

    「飛行機ってそうなってるんだ!」と驚きながら楽しく読めた。

    飛行中の旅客機内で不穏な事件が起こるというストーリーもさることながら、元パイロットだという著者

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    2014年11月23日
  • 機長からアナウンス

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    パイロット作家の航空業界エッセイ

    スチューワーデスとの気になる関係ではパイロットとCAの恋愛模様を

    コクピットの中ではUFOに遭遇した話など

    誰もが気になる話があります。

    また、パイロットのライセンスは半年しかなくて、身体検査や技能検査を半年に1回しないといけないので、医師や弁護士に比べて大変です。

    関西空港なんて沈んでしまえでは、着陸の際に区域制限があって大回りさせられる 管制が良くないなどそうなんだと思えます。

    一風変わったエッセイ

    おすすめ度  ★★★★☆

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    2014年06月28日
  • 操縦不能

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    文句なしにおもしろい・・・

    ディテイルが臨場感を盛り上げ、ぐいぐい引き込まれます。

    知人の機長さんに聞いたら、計測器が故障すると操縦は極めて難しらしく、本書のとおりピッチ頼りの操縦になるとのこと・・・
    なるほど機長である著者の面目躍如である。

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    2014年01月18日
  • 機長からアナウンス 第2便

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    航空燃料の値上がりで航空業界の経営状況は、一段と厳しい状況にある。文庫本の出版から3年たったが、お客さま視点、セキュリティ、コストコンシャス(エコともいえる)な飛行・・・と著者の視点は色あせない。むしろ、輝きを増しているくらいである。

    今年は、御鷹山の事故にあわれた方の遺品が展示されたとの新聞記事が出た。「日はまた昇る」に書かれた航空機事故の現状がちぎれた時計によってノフィクションであるという事実を我々に伝えてくる。

    墜落事故こそないが、小さい事故やミスは新聞沙汰になることが増えてきた気がする。巻末に書かれた1件の重大事故のウラには、29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハッがあるという労災

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    2014年01月18日
  • パイロット・イン・コマンド

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    内田幹樹の処女作。

    教官として降り立った下地島で時間つぶしに読む本がなくなったことから書き下ろしたのが本書。

    航空小説とパニックノベルが相性いいことは、さておき、文庫本350ページがあっという間に過ぎていく筆力は見事であり、処女作というのが驚きである。

    兎に角、操縦を熟知したパイロットならではの視点と書き込まれたディテイルによる臨場感で読み手をぐいぐい引き付ける。

    仕掛けやこまやかに書き込まれた脇役もストーリー盛り上げる。

    すばらしきエンターテイメント。

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    2014年01月18日
  • 査察機長

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    新聞だか雑誌だかの書評に載ってたのを遅ればせながら読んでみた。面白かった。普段は目にすることのない旅客機の操縦席の様子などもリアルに書かれていて一気読み。

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    2013年10月25日
  • 査察機長

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    ミステリーと思って読んだら、特に事件が起きなかった。
    いつ何が起きるんだろう?と読み急いでしまいましたが、もっとかみ締めて再読してみたい。

    航空の用語が多く、知識がない私にはかなり苦しいけれど、
    文章が読みやすく登場人物の個性もそれぞれに味があって、誠実な作品だと思う。
    パイロットという職業が、どれほどの重責を担っているか、改めて感じました。

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    2013年06月09日
  • パイロット・イン・コマンド

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    コクピット内だけでなく、CAの姿や航空会社の体質もわかる。機体トラブルを抱えながらの着陸操縦の描写は緊迫感もあり、さすが元機長と思わせる。機長、CAが協力して困難を乗り越えようとするシーンで、ちょっとウルウルきた。
    でも、1回のフライトにいろんなことをてんこ盛りしすぎでは?!

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    2012年12月30日
  • 機長からアナウンス

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    先日、成田~パリ 12時間のフライト(もちろん往復)を経験したことがありますが、「…落ちないよね…」 そればっかり考えていました。
    そんなフライトの中、機長は一体何をしているの???

    なかなか楽しく読めました。
    また機会があったら、長時間のフライトを経験してみたいです♪

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    2012年11月14日
  • 拒絶空港

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    こんなに引き込まれ、こんなに興奮する本は久しく読んでいなかった。

    機長の朝霧の上空での判断力には惚れ惚れした。

    国と繋がりのある大企業内の人間関係には嫌気が差したが、物語を盛り上げるのに必要不可欠な要素だったと思う。

    空港の本屋さんで買ったけど、こんな本を機内で読む物好きはいるのだろうか。

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    2012年03月31日
  • パイロット・イン・コマンド

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    パイロットとかCAとかよく知らない世界の、
    組織の体質や上下関係、確執が面白い。

    大きなトラブルに見まわれたときの各々の覚悟と、
    大きな目的を共有することで、同じ目的を目指す思いが、
    組織の体質や人間性でぎくしゃくしていた関係を超え、
    生きるためにメンバーが役割を全うしていく様が感動。

    何よりストーリーの展開が生々しく、汗をかいている自分に気づく。
    物語の最後の人事決定に、彼らの命を預かっているという仕事の重みと
    組織の体質を感じ、逆にほっこりしてしまった。

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    2011年12月24日
  • パイロット・イン・コマンド

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    物語の導入部分にひきつけられた。
    話もはらはらどきどきしながら読めて面白かった。
    旅行に持っていくのにいいかも。

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    2011年08月05日
  • 機長からアナウンス 第2便

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    やっぱり本職の人が書いただけあっておもしろい本。

    このシリーズは2作目。1作目を読んでこれを読んだ。

    読んでてイメージがしやすい。何となくのイメージしかない職業なのにちゃんと絵が浮かぶ。
    この2作目は、1作目よりも踏み込んだ内容になっているような気がする。

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    2019年01月16日
  • 操縦不能

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    ありえな〜い!と思いながらも、ワクワク楽しく読みました(^ ^) それにしても江波さんはなんて不運な人…

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    2010年11月19日
  • 機長からアナウンス

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    その辺の航空機雑学本とは比べ物にならない位分かりやすい本。


    今までいくつかのこの手の本を読んできているが、「パイロット」について、また航空機全般に関する内容について非常に分かりやすく書かれている。

    さすがパイロットが前職とあって、著者の私見等も非常におもしろいし説得力がある。
    航空機好きは、この本は絶対抑えておいた方がよいだろう。

    飛行機について忘れてしまった頃に、もう一度読みたい。
    その前に第2弾があるので、それが非常に楽しみである。

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    2010年09月23日
  • 機長からアナウンス

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    元ANAの機長だった作者が書いた、
    航空業界の裏話を肩の凝らない軽い口調でつづった本。

    随所にパイロットと言う職業に対する誇りを感じるが
    いやみではなく、いい方向に出ている。

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    2010年01月10日
  • パイロット・イン・コマンド

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    パイロットの書いた飛行機上で起こる事件のお話。
    操縦のアレコレが詳細に書かれていることもあり、
    飛行機好きにはたまらないかもしれません。

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    2009年11月30日
  • 査察機長

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    実際にANAで機長をされていた筆者ならではの文章で、内容はすべて真実味があって面白いです。

    空港で買って飛行機に乗っている時に読んだので楽しさも倍増。。。
    あっという間に読み終えました。

    まだまだ若くして亡くなってしまった内田さん。
    生きていればもっといろんなお話を書いてらしただろうに残念です。

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    2009年10月04日
  • パイロット・イン・コマンド

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    久しぶりの一気通貫。
    ジェットコースター。
    元機長が書いてるだけに、飛行機に関する記載も詳しい。
    楽しめる一冊。

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    2009年10月04日