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Posted by ブクログ
航空燃料の値上がりで航空業界の経営状況は、一段と厳しい状況にある。文庫本の出版から3年たったが、お客さま視点、セキュリティ、コストコンシャス(エコともいえる)な飛行・・・と著者の視点は色あせない。むしろ、輝きを増しているくらいである。
今年は、御鷹山の事故にあわれた方の遺品が展示されたとの新聞記事が出た。「日はまた昇る」に書かれた航空機事故の現状がちぎれた時計によってノフィクションであるという事実を我々に伝えてくる。
墜落事故こそないが、小さい事故やミスは新聞沙汰になることが増えてきた気がする。巻末に書かれた1件の重大事故のウラには、29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハッがあるという労災の発生確率に関する「ハインリッヒの法則」でいけば、1件の重大事故がおこっていてもおかしくない状況と読み解くことも可能である。
作家 内田幹樹は亡くなったが、巻末に追記して残した警告は現役諸氏の心に刻まれんことを望むばかりである。
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