小林章夫のレビュー一覧
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ネタバレ探検家の手紙から始まる物語。
探検家がフランケンシュタインに出会い、その話を書き記すというのが序盤だった。
正直、出だしは全く惹かれない。失敗したかなと思った。
探検して、氷に阻まれて進まない……なんだそれ。と。フランケンシュタインの語りも、最初は人が次々に出てきてよく分からない。でも、怪物が出てくるあたりから面白いと思い始めた。
最終的に怪物が、いろんな人を殺し続ける……という狂気に陥るのだけど、ちゃんと堕ちていく過程が描かれているので、共感しやすい。で、思う。
これ、毒親と毒親に育てられた子供の話じゃないか。……そーいえば、名著でも、そんな話があったような…なかったかな。
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ネタバレ⚫︎受け取ったメッセージ
人間らしさとは
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
天才科学者フランケンシュタインは生命の秘密を探り当て、ついに人造人間を生み出すことに成功する。しかし誕生した生物は、その醜悪な姿のためフランケンシュタインに見捨てられる。やがて知性と感情を獲得した「怪物」は、人間の理解と愛を求めるが、拒絶され疎外されて…。若き女性作家が書いた最も哀切な“怪奇小説”。
⚫︎感想
いろいろなテーマが含まれている
・科学至上主義の暴走
・外見の美醜が持つ圧倒的な力
・内面と外面
・創造主と被創造主のパワーバランス
・愛とは何か
非常に悲しい物語である。
本能として、似て非なるものが最も恐 -
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ネタバレ1948年発表。原題は「The Loved One」で、岩波文庫からも『愛されたもの』というタイトルで出版されている。ハリウッドにあるペットの葬儀屋で働くイギリス人のデニス、大手の葬儀社「囁きの園」を訪れたデニスは、そこで働くエイメに恋をする。しかし、エイメの上司で遺体処理師のジョイボーイも彼女に気がある様子。
遺体処理の工程や、霊園の区画分けや価格設定など、「囁きの園」は非常にシステマティックに運営されている。現在の日本ではあまり抵抗を感じないけれど、カトリックを信仰していたウォーにとっては不謹慎に思えたに違いない。(カトリックでは死後の復活を信じているので、埋葬方法も伝統的に土葬が中心だ -
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ネタバレ紳士の定義、ライフ・スタイル、時代による紳士像の変遷などを、筆者の実体験をまじえながら軽妙な語り口で紹介している。現代の貴族は着古した服を普段着にしていることや、紳士の集まる会員制のクラブなど、どれも興味深いものばかりだ。
筆者は、イギリス人の特徴として「我慢強さ」と「余裕」を挙げている。バス亭やスーパーのレジ、チケット売り場など、時間がかかる場合でも文句ひとつ言わずに並んでいるという。そして、感情を爆発させたくなるような場合でも、自分自身を外側から見つめる冷静さと余裕ある態度を失わず、そこから独特のユーモアが生まれてくるとしている。
第二次大戦中に首相を務めたウィンストン・チャーチルは、 -
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ネタバレ怪物もフランケンシュタインも加害者であり被害者である。しかし、一番の加害者は怪物を作り出し、責任を放棄したフランケンシュタインだと私は考える。
怪物は生まれながらに醜い姿だったから、他者から受け入れられず、拒絶されて、一人で生きてきた。フランケンシュタインは親であり、怪物は望まれない子どもの様に思えた。
怪物がフランケンシュタインが死んだ後、今後は誰のことも傷つけないと言ったことが怪物が求めていたのは最初から最後までフランケンシュタインの優しさだったのではと思えて心が締め付けられた。
怪物とは誰のことだったのだろうか、そして誰が作り出したのだろうか。 -
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フランケンシュタインを初めて認識したのはアニメの怪物くんの中のキャラだと思う。それが後に一般的?なキャラであることを知り、大人になって随分経ってから、古典の文学作品であり、しかも怪物の名前ではなく科学者の名前であることを知った。で、機会があり読んだのだけど、いろんな意味で想像とまったく違う作品だった。
怪物がとても人間的な性格で、かわいそうで同情してしまった。時代が違うと考え方も違うのだろうけど、どっちかというとフランケンシュタインの考え方の方が理解しにくいというか、突っ込みどころがありすぎて、、なんだかなぁと思ってしまった。風景描写などは印象的で、時代が変わっても美しい風景を感じる心は変わ -
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ギレルモ・デル・トロ監督の映画を観て、読みたくなった。
ヴィクターの苦しみは、自ら生み出した怪物への嫌悪感とそれへの恐怖で、そこには自分の行いへの罪悪感はあまり描かれていない。
それは、1,800年前後がそういう時代だったのか、ヴィクターがそういう人間だったからなのか。
おそらくは、後者。
終盤、さまざまなことがあって失意や絶望味わっているときも、その気持ちは翻って復讐へと向かう。
あまりにも自分本位。
怪物は、彼の語るところを読むと、最初驚くべき清らかな精神を持っていて、それがいくつかの経験を経て自分の姿や存在そのもので苦しむようになるのが、読んでいて辛かった。
彼の願望は、生きている