小林章夫のレビュー一覧
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ネタバレ1948年発表。原題は「The Loved One」で、岩波文庫からも『愛されたもの』というタイトルで出版されている。ハリウッドにあるペットの葬儀屋で働くイギリス人のデニス、大手の葬儀社「囁きの園」を訪れたデニスは、そこで働くエイメに恋をする。しかし、エイメの上司で遺体処理師のジョイボーイも彼女に気がある様子。
遺体処理の工程や、霊園の区画分けや価格設定など、「囁きの園」は非常にシステマティックに運営されている。現在の日本ではあまり抵抗を感じないけれど、カトリックを信仰していたウォーにとっては不謹慎に思えたに違いない。(カトリックでは死後の復活を信じているので、埋葬方法も伝統的に土葬が中心だ -
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ネタバレ紳士の定義、ライフ・スタイル、時代による紳士像の変遷などを、筆者の実体験をまじえながら軽妙な語り口で紹介している。現代の貴族は着古した服を普段着にしていることや、紳士の集まる会員制のクラブなど、どれも興味深いものばかりだ。
筆者は、イギリス人の特徴として「我慢強さ」と「余裕」を挙げている。バス亭やスーパーのレジ、チケット売り場など、時間がかかる場合でも文句ひとつ言わずに並んでいるという。そして、感情を爆発させたくなるような場合でも、自分自身を外側から見つめる冷静さと余裕ある態度を失わず、そこから独特のユーモアが生まれてくるとしている。
第二次大戦中に首相を務めたウィンストン・チャーチルは、 -
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フランケンシュタインを初めて認識したのはアニメの怪物くんの中のキャラだと思う。それが後に一般的?なキャラであることを知り、大人になって随分経ってから、古典の文学作品であり、しかも怪物の名前ではなく科学者の名前であることを知った。で、機会があり読んだのだけど、いろんな意味で想像とまったく違う作品だった。
怪物がとても人間的な性格で、かわいそうで同情してしまった。時代が違うと考え方も違うのだろうけど、どっちかというとフランケンシュタインの考え方の方が理解しにくいというか、突っ込みどころがありすぎて、、なんだかなぁと思ってしまった。風景描写などは印象的で、時代が変わっても美しい風景を感じる心は変わ -
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ギレルモ・デル・トロ監督の映画を観て、読みたくなった。
ヴィクターの苦しみは、自ら生み出した怪物への嫌悪感とそれへの恐怖で、そこには自分の行いへの罪悪感はあまり描かれていない。
それは、1,800年前後がそういう時代だったのか、ヴィクターがそういう人間だったからなのか。
おそらくは、後者。
終盤、さまざまなことがあって失意や絶望味わっているときも、その気持ちは翻って復讐へと向かう。
あまりにも自分本位。
怪物は、彼の語るところを読むと、最初驚くべき清らかな精神を持っていて、それがいくつかの経験を経て自分の姿や存在そのもので苦しむようになるのが、読んでいて辛かった。
彼の願望は、生きている -
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怪物とそれを生み出したフランケンシュタインという男との決闘の話。
話としては、怪物かわいそうじゃん!主人公の勝手な興味から勝手に生み出されて、最初は愛されようとするんだけど、その醜さからみんなに拒否されて、だったら自分を生み出した男を不幸にしてやれ!と悪行に手を染めざるを得ない人生。周りの人が怪物を見て恐怖を感じるのは仕方ないにしても、フランケンシュタインくん、君だけはやっぱり怪物に対する義務を果たさなければならないってことに最初から気づいてるべきだったんじゃないかね?っていうか、生き物を生み出すって、相当の覚悟がないとだめだよね…
それ以外では、ネイティブアメリカンがかわいそうだとか、昔の時 -
Posted by ブクログ
200年前の作品とは思えないプロットと壮大なテーマを扱う作品ではある。怪物が科学者の下に現れ、それまでの出来事を語るシーンまでは物語にかなり引き込まれた。しかし残念ながら作品の序盤で語られている最悪の結末に向かっていく路線が完全に見えた、作りかけていた怪物の伴侶を壊したあたりから作品への興味を失う。友人クラーヴァルとの旅行シーン等話の筋から脱線する感情描写に加えてや科学者の延々続く疲弊描写に退屈した。話の核となる怪物の語るエピソードが思慮深く興味深いし、感情移入するが故、怪物に寄り添えない科学者の偏見と稚拙な行動に興ざめしてしまう。
とはいえ、悲劇的ラストにしなければ凡作に終わった気もするが。