岡田温司のレビュー一覧

  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    マグダラのマリアは、重要な人物なのにヴェールに包まれている。聖書には書かれていないが売春婦だったと言われたりして歪んだ伝承がなされた可能性がある。新約聖書編纂段階で編纂者の主観で「マリアの福音書」が外伝となってしまったのが要因と思われる。初期のキリスト教を理解するためには「ユダの福音書」も含めた外伝も読む必要があると感じた。

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    2025年09月07日
  • 処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」

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    #2025年に読んだ本 9冊目
    #2月に読んだ本 3冊目

    聖母マリアやヨセフなどの
    キリスト教美術における変遷が追えて
    大変興味深い内容でした

    異教徒で邪教徒な私のものの見方からすると
    キリスト教の世界って
    誰かの嘘とか妄想に
    また誰かの願望や妄想が
    次々に重なり合って
    もはや原型が見失われた
    壮大なファンタジー世界のように
    思えてしまう…

    人間の原罪ってゆうのは
    もはや人間の想像力のことなんでねーの?
    って気もするし

    イエスって偶像の中のトップ偶像で
    受難とか犠牲ってのは
    人の妄想によって個人としての人間性が
    なかったことにされて
    人々の願望で神様に祭り上げられて
    しまったことを指す

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    2025年02月17日
  • イタリアン・セオリー

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    イタリアン・セオリー
    ・119、128、136、139、142☆、144、151、152、181、190、199、210☆、215、219☆、
    ・164、

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    2024年09月13日
  • イタリア現代思想への招待

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    イタリア現代思想への招待
    ・37☆、62、69、72☆、77、101☆、110☆、113☆、123☆、170、177☆、191☆、196、
    ・21、34、61、86、161、189、

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    2024年09月13日
  • ビジネス教養としてのアート

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    書かれている内容は歴史順ではないが、どれもわかりやすく興味が持てた。内容としては深くないので、興味を持ったところは他の本を読んで理解を深めたいと思う。

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    2024年04月29日
  • キリストと性 西洋美術の想像力と多様性

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    キリスト教に関する人物や有名な場面をベースに、イエス、ヨハネ、ユダ、マグダラのマリアなどの絵画からジェンダーを超えた論考が楽しめるユニークな本だ.ユダは本当に裏切り者なのかとの設問で展開する部分が楽しめた.キリストを女性として扱った絵画がこんなに沢山あるのに驚いた.父、子、聖霊をまとめて三位一体と称するが、それにマリアを加えた四位一体という構想もあった由.想像力を最高に発揮した当時の画家たちの作品は、庶民の意向を反映したものと言えようが、それにしても発想が素晴らしいと感じた.

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    2024年03月28日
  • キリストと性 西洋美術の想像力と多様性

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    キリスト教の深層を見た思いだ。
    何と豊かな土壌から産まれ、育まれたことだろう。
    今は痩せ細っているにしても、元はこれほど旺盛なエネルギーに満ちていたのだ。それは宗教だけに限らず、性を消費してしまっている現代人の貧しさを見るようでもある。

    性と土俗性を忘れてはいけない。

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    2023年12月04日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    借りたもの。
    西洋の美術や文学に現れる「天使」とは一体何なのか?
    この本は、巷によくあるオカルト一辺倒なものではなく、美術からその図像を解釈するだけのものではない。
    「天使」というイメージの中にある奥深さを紐解いていく一冊。

    そもそも聖書の正典だけでなく、外典にも表れる天使。彼らはキリスト教と異教、正統と異端の境界を揺るがす存在だった。
    神学者たちが真面目に?天使について論じていた内容に触れ、古代自然哲学の一環(要素)として現れたり、占星術のつながり(確かにイエスの出生を予言したのも占星術に基づいていた)もあったし、異教の神々の性質を引き継いでいたり。
    古代から人々の信仰の対象にもなっていた

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    2023年05月07日
  • 処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」

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    19
    エペソス公会議「神の母」
    正確には「神の母」というよりも、「受肉した御言葉の母」というべき

    24
    近代医学以前の「胎児」観
    ・ヒポクラテス
    ・アリストテレス
    ・折衷案としてのガレノス

    72
    ロレンツォ・ロット
    奇跡の誕生よりも普通の人間と同じように生まれたと暗に示す

    80
    何かを描くこと、つまり何かが「ある」ことを見せることによってしか、何かが「ない」ことを表現できない

    81
    キリストの「両親」であるマリアとヨセフの関係は、ある意味で、その祖父母であるアンナとヨアキムによって先取りされていた

    87
    予防的贖罪
    コンドーム

    97

    235
    聖家族の歴史社会学的考察

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    2022年10月30日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    ネタバレ

    福音書に記述がないにも関わらず、
    娼婦・宮廷婦人・修道女etcとして
    イヴと聖母マリアの橋渡しとなってきた
    マグダラのマリア。

    模範でも警鐘でもあった彼女の図像は振り幅が大きい。
    悔悛というテーマを内包した結果、
    メランコリーやウァニタスとイメージが重なったり、
    修隠生活を描いたものが異教的な画面になったりと、
    あらゆる思想の受け皿になっていたのが印象的。

    絵画を通じてなんとなく知っていた
    マグダラのマリアのイメージと
    違うものを知ることができて良かった。
    モノクロではあるものの図版多数で嬉しい。

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    2022年02月18日
  • ビジネス教養としてのアート

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    ビジネスマンにリベラルアーツの教養が必要と言われて久しい今日この頃、新刊案内の書評か何かで見つけて、ポチッとした一冊。
    一つの絵について細かく解説するというよりも、その背景の歴史や社会状況なんかを紐解いて、理解するヒントをくれるという感じです。ちょっとしたうんちく。
    まあ、日本人はゴッホより普通にラッセンが好きですからね。

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    2022年02月04日
  • ビジネス教養としてのアート

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    章ごとに内容がややぶつ切りだが、詳しくない自分には読みやすいボリュームだった。
    アートの価値が、モノ自体からコンセプトへと変化していく流れは、モノ消費からコト消費へ移行している流れとパラレルに感じた。

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    2021年07月09日
  • ビジネス教養としてのアート

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    ネタバレ

    日本ではアート(美術)は、モノとして「きれい」「技術が高い」など優れていることが重視されるが、欧米ではコンセプトとして「価値観」「考え方」が優れていることが重視されるという指摘に納得した。日本では美術鑑賞というと、前提知識無しで観て感じた感想という感性を鍛えることが重視されている理由がわかった気がする。

    その他;
    ・アートには正解がない。その意味で、「正解のないものをどう受け止めるか」を考えるヒントになる。

    アートは鑑賞者にとっての鏡、起こる反応(感想)はその人の内面の心象風景そのもの。そのあいだの心理学的パターンを感じ取るトレーニングにもなる。

    など、得ることが多かった。

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    2021年06月11日
  • キリストの身体 血と肉と愛の傷

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    聖書にキリストの顔の描写はない。
    これまで、人々はキリストの姿をどのように捉えてきたのか。
    美しい姿、醜い姿、潔い姿、穢れた姿、そして捉えどころのない抽象的な姿、、、時代によって異なる描き方をされたキリストに迫る本。

    最も衝撃的だったのは、キリストの脇腹の傷とロンギヌスの槍が女性器と男性器に例えられている絵画があることだった。

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    2020年02月02日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    20190623
    抽象的な音楽にたいして、具体的な声楽や器楽は感覚的なものとして、一段と低く見られる傾向にあったのだ。とはいえ、宇宙(コスモス)がその数学的秩序によって音楽的な調和を保っているとする発想は、近代的な天文学の発展の原点となるものである。また、可聴域の外にあるような宇宙の「音」を探ろうという最新の研究もあるようだ(神話はつねに回帰してくる)。
    (p.87)

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    2019年06月24日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    おもに絵画に描かれた天使像を中心に、その描かれ方から天使に対する歴史上の扱われ方を見ていく。多神教の影響が大きく異教の神・霊的存在という要素と習合し、キリストと同一視されてきた天使の設定がキリスト教の厳格化とともに教義上のシンボルとなりかけたが、芸術家をはじめとする人々の欲求が天使の描写を通して異端的だが魅力あるものに仮託されるようになっていく。堕天使・悪がいるからこそキリスト・善なるものも輝く。

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    2019年01月04日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    女性史やキリスト教についての内容以上に、芸術についての記述が多数を占めている。
    それにがっかりしたわけではなく、むしろそこから女性史やキリスト教が見えてくる。

    古代キリスト教から世界宗教となった現在に至るまで、淫売、娼婦であったマグダラのマリアが尼僧の象徴のようになり聖女として崇拝され、現在ではイコンとなっている。

    大変面白く読むことができました。

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    2017年02月03日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    マグダラのマリア,聖書に出てくるのは知っていたが,ヨーロッパの世界でこれまで注目を集めている存在であったとは驚きだ.確かに元娼婦で悔い改めたことは事実だが,女性の象徴的な存在となり,数多くの絵画や詩に出現している.なぜここまでこのマリアに囚われるのかよく理解できない.カラヴァッジョとレーニの絵画での扱いを考察した第3章「娼婦たちのアイドル」が楽しく読めた.著者の考えの推移が文章の流れで把握できる,のめり込むような書き方が良い.

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    2016年12月08日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    古書店にて108円で。主にイタリアを中心とした美術・文学・宗教のテキスト解読を通じて、西洋の想像力にとってこの聖女がどのような役回りを演じたかを詳らかにしている。四福音書には〈回心した娼婦〉という現在の一般的な見方を特徴づけるいかなる記載も見当たらず、ルカ福音書の〈罪深い女〉や〈ベタニアのマリア〉をマグダラのマリアに結びつけたのは、典礼や聖歌の完成者でもある教皇大グレゴリウスによるものなのだという。娼婦にして聖女という二律背反的性質は、実は後世に作られた作為的なものなのだ。

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    2016年02月14日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    聖書においてマリアと呼ばれる女性は複数存在する。その中で筆頭に来るのは当然に聖母マリアなわけだが、その次はといえばキリストと行動を共にし磔刑と復活とに立ち会ったマグダラのマリアということになる。娼婦から悔悛しキリストの死に相対したマグダラのマリアは、聖処女としてキリストの生誕を担ったマリアとは好対照の存在であり、古今数多くの美術作品のモチーフとされてきた。
    しかし、マグダラのマリアが娼婦でありやがて悔悛したということは、新約聖書の四福音書のどこにも書かれていない。それどころか、グノーシス主義の影響を受けた外典の福音書には、預言者・幻視者として卓越した能力を持つ彼女の姿が描かれている。
    現在僕た

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    2014年10月26日